12月になりました、今月に公開される予定の「スターウォーズ/最後のジェダイ」では、ついにあのルーク・スカイウォーカーがカムバックを果たします!

それはつまり、マーク・ハミルの帰還を意味します。
彼はよく、スターウォーズだけの一発屋と言われますが、そんな事はないんですね。

では、今回は彼のベストとワーストを決めましょう。

俳優の紹介

1951年生まれ、今年でなんと66歳のマーク。

少年時代は米軍兵士として仕事をしていた父の都合で転勤が多く、なんと日本にもいた事があるらしいです。

でも、基地以外の場所に行き来をする事はほぼなく、覚えた日本語もヨコハマ・ヨコスカ・コンニチハだけだったらしいです。

その後、成長した彼は高校を卒業後、俳優の道を目指し複数のテレビシリーズに出演、着実にキャリアを確立していきます。

その後26歳になったある日、ある映画への出演が決まります。
なんと、その映画こそスターウォーズでした。

そこで彼は主人公となるルーク・スカイウォーカーを演じることになりました。

しかし撮影中の事故で鼻を骨折し、続編である「帝国の逆襲」ではハリソン・フォード扮するハン・ソロが中心になってしまいます。

そしてシリーズ完結作の「ジェダイの復讐」のあと、彼のキャリアは映画業界で低迷していきます。

破竹の勢いで躍進するハリソン・フォードと比較されるように揶揄される彼。
ですが、そんな人たちは彼のその後を分かっていなかったのです。

1991年、DCコミックの同名ヒーロー「フラッシュ」のドラマシリーズにて最終回を飾るエピソードに彼はトリックスターという狂人を演じます。

ここでなんとトリックスターは不滅のヒーローのフラッシュを洗脳し自分の配下にして、暴れ狂うとんでもない悪行を行います。(2014年に始まったリメイク版シリーズでも同じ悪役で出演しております)

やがて、1992年ワーナーは「バットマン:アニメイテッドシリーズ」を製作。

最初はイットでペニーワイズを演じたティム・カリーをジョーカーの声優にする予定でしたが、マーク・ハミルのトリックスターでの演技を評価されジョーカーを演じることになります。

これがまた高い評価を受け、なんと彼は三度もアニー賞(アニメ版のエミー賞です)にノミネートします。

彼は一発屋という悪評は、実は日本だけでしか物を知らない人や、映画業界以外に詳しくない評論家によるものだったのです。

その後、彼はテレビアニメやゲームを中心とした声優の世界に活躍の場を移し、数えきれない程の悪役を演じていきます。

ほぼ役者としてはセルフリタイア状態のハリソン・フォードとは違い、今でも彼は大活躍しています。

近年では「キングズマン」で出番が少ないながら重要なキャラを演じております。

そして2017年スターウォーズの最新作「スターウォーズ/最後のジェダイ」で再びルーク・スカイウォーカーを演じることになります!

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代表作

彼の代表作をあげれば「スター・ウォーズ」になるでしょう。

彼が演じたルーク・スカイウォーカーは若く悩みと愁いを抱えたヒーローとして今でも高い評価を浴びています。
というか今考えれば彼はヒーローとして、かなり王道なキャラです。

ハン・ソロなどの方が人気ですが、基本的にはスターウォーズというお話はスカイウォーカー家のお家騒動が中心になっています。
巻き込まれる人間としては、たまったもんじゃありませんけどね。

また声優としてのキャリアとしての最高傑作をあげるなら、問答無用でバットマンのジョーカーになるでしょう。

先に書いたように、この配役で彼は新たな人生を得ました。

ジャック・ニコルソンともヒース・レジャーとも違いますが、なかなかユーモラスでズルく、そしてしつこいジョーカーを熱演しています。

また2016年の映画より早く行われた1997年でのスーパーマンとのクロスオーバー作「ワールズファイネスト」にも出演。
スーパーマンやバットマンを相手に策略で互角以上にわたる演技を演じます。

このアニメでの熱演もあってか、40年後の未来世界を舞台にしたアニメ映画「バットマン・ザ・フューチャー:蘇ったジョーカー」ではTVシリーズでのユーモラスさをひそめ、残忍な未来世界のジョーカーを演じ、これまた高い評価を受けました。

さらに2001年以降、新たに始まったDCアニメシリーズの新作「ジャスティスリーグ」でも(今、公開されてる新作映画はやはりダメでした)またジョーカーを熱演。

冷静沈着な戦略家のバットマンを本気で焦らせ、もうちょっとでジャスティスリーグを壊滅させる寸前に追い詰める活躍を見せます。

さらにアニメの世界を超えてゲームの「バットマン:アーカムアサイラム」「バットマン:アーカムシティ」でもジョーカーとして出演。

もはやここまで来れば、何も言う事はない演技力を見せ、ゲームの出来も非常に素晴らしかったと思います。

ジョーカー以外ではエアベンダーの原作になった「アバター伝説の少年アン」で演じた火の王オザイでの威厳あふれる悪の帝王っぷりも忘れられません。

あと悪役以外ではX-MEN2をベースにしたゲーム「X2 – Wolverine’s Revenge 」ではウルヴァリンを熱演。
声だけならヒュー・ジャックマンを超えるカッコよさがありました。

さらに洋ゲーや洋アニメだけではなく日本アニメや日本ゲームの吹き替えにも多く出演しており、宮崎駿の名作「天空の城ラピュタ」では悪役のムスカ大佐を残忍に演じていました。(日本版ではありません。)

あと「龍が如く」(1と2は子供のころに、ハマリました!桐生さんかっこいいですね)海外版の吹き替えでは初期の悪役だった真島吾朗を怪演しておりました。

声優としてのキャリアのほうが豊富ですね。

さらにフラッシュで演じたトリックスターですが、2014年のリメイク版でも同じ役を再び演じています。

年老いた初代トリックスターのカッコ良さは、もうたまりません。

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1位:バットマン:マスクオブファンタズム

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彼の代表作ともいえる、バットマン:アニメシリーズの劇場版です。
とはいえ、これは当時アメリカで大コケしました。

しかしDVDで売れ、この様子を見たワーナーはその後DCアニメを多く作っていきました。

あらすじはゴッサムシティに突如として現れた謎の怪人ファンタズムによって、マフィアの構成員たちが悲惨な死に方をしていきます。

事態を恐れたマフィアや政治家たちはファンタズムの正体はバットマンではないかと推測。
かくしてバットマンは警察から狙われてしまいます。

マフィアの親分はジョーカーのもとを訪ねます、バットマンを止められるのはジョーカーしかいない。

しかし、ジョーカーには分かっていました。
ファンタズムの正体はバットマンではない。

マフィアの親分を気まぐれに惨殺し(このシーンが本当に子供向けアニメとは思えないほどグロい)事態はかくしてジョーカー・バットマン・ファンタズムの三つ巴になっていきます。

ここでのジョーカーは無茶苦茶かっこいいです。

気まぐれにマフィアや政治家を殺す残忍性、さらに彼らを餌に逆にファンタズムを追い詰める策略性の高さ、そしていざファンタズムにボコボコにされても逃げるズル賢さ、そして最期の高笑い。

吹き替えの故・青野武のジョーカーもまた絶品です。
オカマ口調でダジャレをたまに言いますが、それがまた余裕を感じて恐ろしく渋いんですね。

あらすじはネタバレになるから言えませんが、ぜひDVDを見て下さい。

一級のラブストーリーとサスペンスとノワールがあります。

っていうか純粋な完成度でいえば、数あるバットマン映画の中でクリストファー・ノーランによる「ダークナイト」やティム・バートンによる「バットマン」を超えてナンバーワンの出来かもしれません。

ちょっと、いつになく褒めてるかも・・・。

2位:スターウォーズ:帝国の逆襲

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(字幕版)

先に上げた代表作の「スターウォーズ」のシリーズの中でも一番好きなのが本作です。

やはりここにくると、ドラマが進展して行くのが良いですね。

人気キャラ、ヨーダの登場、そしてルークの修行、ハンソロとレイア姫のロマンス・・・そして語られる衝撃の真実・・・。

しかし、この映画でのルーク・スカイウォーカーは本当にさんざんです。

敵のダースベイダーに腕を切り落とされ、師匠役のヨーダはかなり無能だったり、死んでも部下の元からなかなか離れない師匠連中が鬱陶しかったりと・・・本当に救いが欲しいぐらい。

そして作品最大の謎と真実を残したまま話は進んでいきます。

「セブン」「ゴーンガール」の監督デビット・フィンチャーは、この映画のファンで以降のシリーズ展開を批判しております。

それもそのはず、この映画には本当に信じられないほどのウツな展開があふれているのですから。
石像の中のソロ、
片腕を失ったルーク、そして彼の中にある真実、
帝国の躍進を暗喩させるように話は終息する・・・。

これを見た後は夜も眠れなくなるのも当然でしょう。

この後が気になる?
そうなったら、どうぞ三作目の「ジェダイの復讐」をご覧ください。

3位:スシ・ガール

SUSHI GIRL (字幕版)

強盗の罪で投獄していた男フィッシュ、しかし仲間たちは歓迎していなかった。

やがて、いつわりの脱獄パーティーが開かれる。
その席の真ん中には、なんと女体盛りがあった!
しかし彼らにとって本当の目的は消えたダイヤのことだった。

フィッシュが隠していると思い込んだ男たちはフィッシュに拷問を加えながら、ダイヤのありかを探そうとします。

今回マーク・ハミル演じるのは卑劣で残忍な拷問の達人クロウです。

ここでのマークはルーク・スカイウォーカーを演じてた頃とは段違いの悪徳描写、髪型はロン毛だけどオシャレではなく、ひたすらただ無造作に伸ばした汚らしい髪。

下品な言動も平気で行い、まさにルークではありません。
こんな最低な人間の役でもマーク・ハミルはきっちり演じます。

バットマンが好きな人ならジョーカーが、もしもバットマンがいなかったら、こんな事をやって生きてそうだな。
という感じになるかもしれません。

映画の内容はやはり監禁サスペンス物で、とてもサスペンスフルで脇を構える俳優の豪華さに驚くでしょう。

強盗のリーダーはキャンディマンで有名なトニー・トッド。
寿司職人は、あの日本の有名なアクションスター、千葉真一さんなのです!

マーク・ハミルでもこれはみるな!ワースト作品

バットマン:キリングジョーク

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そもそもバットマン:キリングジョークというのは映像化不可能といわれるほどの映画でした。

原作者は「V・フォー・ヴェンデッタ」のアラン・ムーア。

内容はこうです、
ジョーカーは自分が発狂した原因を認めさせるためにゴードン本部長とその娘の団らんを急襲。
娘を半身不随にされ、ゴードンは誘拐されてしまいます。
やがてジョーカーの前に引きずり出されたゴードン。

ここから彼の悪魔の計画が始まります。

娘のバーバラ(バットマンの相棒バットガール)を全裸にし、凌辱した写真を延々とゴードンの前に見せつけます。

発狂寸前のゴードンの前にバットマンがやってきます。
いつもの追いかけっこが始まる。

そして、ジョーカーを捕まえたバットマン
「こんなことをするな」
「もうお前の為にならない」と、
ふとジョーカーは、先程から同じ回想があがっていました。

もともとジョーカーは売れないコメディアン、妻子のためにチンピラ仲間に頼んで強盗計画に加担させてもらいますが肝心の妻子は死亡。

生きる希望を亡くしウツ状態になった彼に追い込みをかけるようにバットマンが来ました。
おびえた彼は強盗現場の工場にあった廃タンクの中へ真っ逆さまに落ちます。

そして、彼は見るのでした。
白い肌、赤い唇、道化師のような姿となった自分を。
今日から彼はジョーカーなのです。

そんなジョーカーからすればバットマンに助けを求めるなんて、出来る訳もない。

両者を包むのは乾いた大笑い、やがてバットマンがしたことは?(噂によると、ここでバットマンはジョーカーの首をへし折って殺した。という伝説があります)

というのがバットマン:キリングジョークです。

今回紹介するアニメは、そのキリングジョークのアニメ版なのです。(先に上げたアニメ版バットマンとは別の世界の話)

ここまで書けば、かなり面白そうにみえるでしょ?

そうじゃあないですね。
実はこのアニメ映画はバットガールをヒロインに置き、様々な人生を歩ませながら実はバットマンと恋愛関係にある。
という誰も得しない恋愛描写がおきます。

アメリカというかオタクの間ではカプ描写(恋愛描写)は、かなり死活問題でして、バットガールにはロビンという恋愛相手がいます。
またバットマンにもキャットウーマンという恋愛相手がいます。

そんな中、カップルではない男女同士を組ませたという事でネット炎上した、いわくつきの内容です。

こんな作品でもジョーカーを演じるマーク・ハミル。
彼に罪はありません。

映画の内容自体もバットガールの恋愛話に比重が置かれており、なんともみにくくなっております。

まとめ

このように俳優以外の声優のキャリアでも活躍するマーク・ハミル。
個人的には、そろそろ大作映画の悪役か、ホラー映画の悪役で出てきて欲しいですね。

というか新作のジョーカーはジャレッド・レトでは無く、この人がやっていれば最高だったのにな。と思います。

なにはともあれ「最後のジェダイ」とても期待しておりますよ!