キャスリン・ビグローは、アメリカ合衆国の女性監督。

SF・アクション・ホラーなど幅広いジャンルの作品を撮っており、イラクで爆弾処理にあたる米軍兵士を描いた2009年の「ハート・ロッカー」では、アカデミー賞で女性初の監督賞を受賞した。

キャスリン監督のキャリアと作風

当初のキャスリンは、アート関係のアーティストを志望しコロンビア大学芸術部に入学したが、在学中に撮った短編映画が教授に好評を受け映画監督としての第一歩を歩む。

その後、少しずつ監督をするが、なかなかヒット作には恵まれなかった。

長い低迷期を経て監督した「ストレンジ・ディズ」や「K-19」も2連作共、大赤字となり大打撃!

しかし、それでもキャスリンは立ち上がり低予算映画だった「ハート・ロッカー」で見事アカデミー監督賞を獲得し、一流映画監督の仲間入りを果たしました。

キャスリン監督は、大胆な演出とシャープで力強いアクション描写が特徴で、繊細にして迫力のある映像を作り出している。

「ハート・ロッカー」以降は、”ウサマ・ビン・ラーデン”の殺害までを描いた「ゼロ・ダーク・サーティ」や、最新作「デトロイト」まで実際に起きた衝撃的な事件を基にした、ドキュメントタッチの作品が話題となっている。

ジェームズ・キャメロンと一時期結婚していた時は、公私に渡るパートナーとして数々の映画も手掛けたが、結婚後約2年位で離婚済み。

K-19(字幕版) ゼロ・ダーク・サーティ (字幕版) 

私的にランキング!「キャスリン・ビグロー」監督のオススメ作品

【第3位】ポリスアクション!「ブルースチール」

ブルー・スチール 【HDリマスター版】 [DVD]


出典:http://tower.jp/

 

製作裏話

ニューヨークを舞台に、殺人鬼の恐怖に立ち向かう新米警官の姿を描くポリスアクション!
ジェームズ・キャメロンと離婚後の第4作目の監督作品。

ダイナミックな演出のイメージが強い、キャサリン・ビグローの監督出世作ともなる。

オープニングのタイトルバックが見事!
あらゆる角度からのアップになった、リボルバーの美しさがブルーの質調の中で冷たく光る・・
本作は女性警官を主人公としたポリスアクション!

主役のジェイミー・リー・カーチスの制服姿が倒錯的な美しさで、ブラジャーの上に青いシャツを着用する一連のシーンには、魅せられます・・

この映画、ヒロインが特に魅力があるわけでもなく、派手な演出もないが、だからこそ等身大のサスペンスとリアルなアクションが感じられる。

ある日、本作撮影中に男性が訪ねて来てカーチスに別作品への出演を交渉した。
それは、ジェームズ・キャメロンで後の「トウルー・ライズ」への出演交渉だったのです。

【第2位】名作アクション!「ハートブルー」

ハートブルー アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]


出典:https://www.moviefone.com

 

製作裏話

銀行強盗事件の捜査のためサーファーグループに潜入したFBI捜査官の活躍を、陸海空を舞台にしたアクションを、ふんだんに盛り込んで描いた作品。

この映画、非常にクールなアクション映画で、映像も洗練されていてカッコイイ!

カーチェイスや爆発はCGに頼らないリアルアクションで今見ても迫力があり、体を張った演技だからこそストレートに観客へ伝わります。

ラストに登場する凄い大波はオーストラリアで撮影され、今ならCGで処理したはずだが、本作の出演者キアヌ・リーブスは、サーフィンやスカイダイビングに挑戦したり、

本物のFBI捜査官に学んだり、フットボールシーンを演じるためにカリフォルニア大学のフットボールチームコーチと練習するなど、リアルなアクションを追及しています。

【第1位】戦争アクション!「ハート・ロッカー」

ハート・ロッカー(字幕版)


出典:http://film-traveler.net/

 

製作裏話

イラク戦争最中のイラク在留アメリカ軍の爆弾処理班のミッションを通し、イラクでの厳しい現実を描いている。

この映画、ハンディカメラを多用した臨場感溢れる画面構成と、爆発物を処理するシーンのリアリティが描かれ、いつ爆発するか分からない極限状態での緊張感が凄まじい!

このような極限状態を描くために、撮影に参加した俳優たちも大変な苦労を強いられたよう。

ロケの多くは、バグダッドに似た建物の多いヨルダンにて行われたが、容赦なく照りつける真夏の猛暑は57度まで上昇!
防護服を身に付けているせいで更に酷い状態になり、「脳が煮えているようだ・・」と、スタッフも疲労困憊の中で撮影!

有名俳優が名を連ねているが、彼らはキャスリン・ビグロー監督の情熱に賛同して破格のギャラで友情出演を決めたと言われています。

映画は全くヒットしなかったようだが、アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚本賞など計6部門 を受賞し、映画関係者の度肝を抜いた。

気を付けろ!「キャスリン・ビグロー」監督のオススメでない作品

脳ミソSF映画「ストレンジ・デイズ」

ストレンジ・デイズ [DVD]

1999年末の、ロサンゼルスが舞台のSFアクション。

この映画、当時結婚していたキャメロン監督が脚本書いた事と、1万5千人のエキストラを動員したラストのカウントダウンのモブシーンが見どころなだけで、大した事がない!

話がやけにゴチャゴチャしており、娯楽性に欠け出演者も魅力的に写っていない!

やはり、金をかけさえすれば良い映画が作れるとは限らない映画の見本例!
その証拠に、制作費4,200万ドルに対し興行収入は800万ドルという歴史的な大赤字の映画となった。

最後に

キャスリン・ビグローは、女性とは思えない骨太のアクション映画を送り出してきました!

これからも、元夫であるジェームズ・キャメロンとの「元夫婦監督対決」の力作が期待されます!