ハリウッドには今日にいたるまで様々な女優がいました。

キャシー・ベイツのような怪奇系。
メグ・ライアンのようなラブコメ系。
シャーリーズ・セロンケイト・ブランシェットのような万能系。
ナタリー・ポートマンのような清純系。

そして今日ご紹介するのはハリウッド1・2を争うセックス・シンボル。

もうあまり役者としての活動を行っていないですが、シャロン・ストーンその人です。

今見ても、そこらへんにいる50代女性よりも美人なのに実にもったいないです。

俳優の紹介

1958年生まれで現在59歳になります。
子供のころからIQが高く天才型だった彼女は、そのまま15歳になると飛び級で高校に進学、そのころに得た奨学金をもとに女優を目指し大学に進学しますが、中退してファッションモデルになります。

その後、1980年にウディ・アレンの「スターダスト・メモリー」にて映画デビューします。

しかしB級映画ばかりに出ていて、かなり不遇の時期を過ごします。
その後、彼女にようやく転機が訪れます。

1990年アーノルド・シュワルツェネッガーのSF超大作「トータルリコール」にて、シュワちゃんの実は悪の手先だった妻を熱演し注目を受けます。(しかし、今見たら意外とあっさりと殺されて終了ですけど)

なんと、この時の彼女の年齢は32歳。
デビューは早かったのですがブレイクは遅かったのだと思います。
何気に苦労人だったりします。

その後、同じ監督で作られた「氷の微笑」にて、ようやくブレイクを果たします。

これの詳細はベストに書きますが、これが事実上の彼女の代表作になり、以後も「硝子の塔」やシルベスター・スタローンとの共演作「スペシャリスト」に出るなど定期的に話題を増やしていきます。

しかし、その後思うようにヒット作に恵まれず映画業界では、ほぼ過去の人となりました。
さらに追い打ちをかけるように彼女に、とんでもない事が起きます。

それは2008年中国で起きた四川大地震で、彼女はチベット問題に絡めて中国政府に対してある種の抗議を行います。

その内容は「地震は、ある種カルマと言っても良い、中国人はチベットの人権問題を見直して欲しい」というものでした。

その後に中国政府から、かなりの抗議を受け、彼女が広告塔を務めるファッションブランドの不買運動が行われてしまいます。

実は彼女、慈善家としての一面も持っているのですが、その件について彼女は間違いなく地雷を踏んでしまったのでしょう。

かつて以上に中国の顔色を伺うようになったハリウッド映画での活躍は今後、厳しいものがあるかもしれません。

しかも、最悪な事に四川省はチベット人も多く住んでおり、当然被害者も多かったのです。

とはいえ今、現在彼女の活動はテレビに写っており、今なお主演作を持っており、食べるには困らないかもしれません。

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代表作

彼女の代表作を上げるとすれば間違いなく「氷の微笑」でしょう。

1は確かにポール・バーホーベンのセンスもあり一級のフィルムノワールとなっておりました。

だけど、彼女のツキの無さはこの「氷の微笑」の続編である「氷の微笑2」に出てしまった事でしょう。

彼女自身は続編に出る気は無かったらしいのですが、お金の為に出てしまいました。
ところが2の内容はかなり退屈で、なんでこんな物を作ったったんだろうと本気で思ってしまいました。

また彼女は「カジノ」でゴールデングローブ賞を受賞しています。
伝説のカジノ経営者とマフィアの癒着を描いた本作では、主人公の妻になるとんでもない女を演じております。

それ以外では、ベストから外しましたが「グロリア」で演じた少年を守るために戦う、女殺し屋役も非常にカッコ良かった覚えがあります。

しかし似たような題材だった「レオン」(あれはこの映画のオリジナルが元ネタでしたが)と違い、あまり演出などに見せ場が無かったように見えます。

好きな部分は多いのですが、いまいち垢抜けない印象がある映画でした。

やはり「レオン」のゲイリー・オールドマンのような大物の悪党がいないのも、「レオン」のようなバッドエンドでは無いのも、あまり語り草になってない部分かもしれません。

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1位:氷の微笑

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彼女の代表作である本作。(といっても一般的には、これ一作しかほぼ無いかもしれません)

マイケル・ダグラス扮する刑事のニックは、とある殺人事件を捜査していきます。
殺されたのは元ロックスターでナイトクラブの経営者でした。

その捜査をしていくうちに、とある女性が浮かび上がります。
それは経営者の男性の恋人であるキャサリンでした。
しかも、彼女は小説家で、この事件と同じ殺され方での殺人描写などもあり、疑われていきます。

しかし、ウソ発見器もつゆ知らず、彼女は平然と尋問を通り抜け、次第にニックの周辺で殺人事件が増えていきます。

はたして誰が犯人なのか、彼女に接していくうちにニックは彼女に惹かれていき・・・という内容です。

かなり美人なシャロン・ストーン、やはりこの映画に出た頃が一番脂が乗っていたんじゃないかなと思います。

今の時代だったらハリウッドでは完全に制作不可能なアンモラルな内容、スピード感あふれる演出の数々。
やはりポール・バーホーベンだからこそ出来る事です、

実は問題になった女性器が見えるシーンですが、監督自身が青春時代に経験した、ある出来事がモチーフになっているらしいです。

それは監督のポール・バーホーベンが20代のころ、友人とバーにいったとき、勇気をもって女性に話しかけた際に、その女性がパンツをはいていない事に気付き、それを指摘したところ、女性が足を組み替えて誘惑して来た事に、ちなんでいるらしいです。

人間はどういう事がアイデアに繫がるか分からないですね。

当時、この足を組み替えるシーンは、なんと世界で最も一時停止されたシーンとして、その後記録が残っているらしいです。(どうやって録ったんだ!?)

しかし、この映画以降、彼女は似たような悪女の映画ばかりの依頼が来てしまい、ややイメージ脱却に苦労していた印象があります。

2位:クィック&デッド

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レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウと共演した本作。

なんと映画の内容は西部劇です!
悪名高い権力者へロッドの暴力と恐怖によって支配された街、幼いころ保安官だった父を殺されたエレンは彼への復讐を決意して女ガンマンとなります。

そんなころ、街で早撃ち大会が始まり、腕に自信のある彼女はエントリーし復讐の機会を今か今かと狙います。

波行く強豪たちを倒しながら、彼女は銃と喧嘩の強さで生き残っていきます。
そして最終決戦の時、彼女が起こす行動は!?

分かりやすく言えば王道の西部劇ですが、監督は後に「スパイダーマン」で大ヒットを重ねるサム・ライミです。

ただの西部劇で終わる映画ですが、彼の漫画的な毒々しい映像センスやキレのある演出で90年代らしいアクション映画に変わっています。

エレンのキャラクターも実にいいです。
銃だけでなく腕っぷしも強く、
強姦する男を許せない正義感を持っていたり、
自分を純粋に愛してくれる年下の青年(若き頃のレオ様ですよ!)には優しかったり、
彼とロマンスを繰り広げたり涙も流す人間臭いキャラです。

今思えば、先に語った「グロリア」に抜けていたのは、こういう魅力的なキャラクター性だったのかも。

今、この映画も「グロリア」もリメイクをすれば、かなり良い内容になりそうなのですが、誰かやってくれませんかね。

3位:スフィア

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心理学者のノーマンはある日政府の要請を受け、軍に連れられ深海に連れて行かれます。

なんと、そこにあったのは謎の巨大な球体。
これを宇宙人の物と判断した軍部は、各方面の科学者と共に研究にあたります。

しかし、そこで怪現象に遭遇していきます。
突然、巨大なイカが襲撃して来たり、クラゲの群れに仲間が殺されていきます。

これらはすべて宇宙人の手による物、ノーマンは宇宙人との交信を試み、彼をなんとか落ち着かせようとしますが・・・。

という愚直なまでに王道なSFサスペンス物です。

しかし、途中で支離滅裂な内容になっていく映画なのですが、サミュエル・L・ジャクソンダスティン・ホフマンという2大スターと共に出演するシャロン・ストーンもなかなか良いです。

先に上げた二作は強いキャラですが、ここで演じるのは精神的に弱い女性キャラ、彼女もまた生物学という観点から選ばれました。

かつて心理学者と関係があった為、その心の弱さを宇宙人に狙われてしまうという展開があります。

彼女には、もっとこういうキャラを演じて欲しいのですが、それも難しいのでしょうか?

それよりも、この映画はやっぱり、かなり怖いです。
海って怖い、宇宙って怖い。

そんな当たり前の事を再認識させてくれる隠れたホラーの傑作です。

シャロン・ストーンでもこれは観るな!ワースト作品

キャットウーマン

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一体、どこから話せばいいのやら・・・。
この映画実は彼女のキャリアに決定的なダメージを与えた映画でもあります。

DCコミック原作(またです)のキャットウーマンの映画化らしいですが、原作とは、かけ離れた内容になっています。

悪徳企業家に殺されたペイシェンス・フィリップスは猫の神マオキャットの力を借りて蘇り、復讐を遂げようとする。
という内容ですが、この設定はキャットウーマンではなくクロウのものです。

ティム・バートン版のバットマンリターンズでもそうでしたが、あれとは映画の出来が違います)

このような内容ならば、普通に泥棒を楽しむキャットウーマンが主役の犯罪物にすれば良かったのに、DCは何にも分かっていません。

この映画で彼女は悪役として出てきますが、そのシーンの数々はアホらし過ぎて見ていられません。

化粧が硬すぎるから強いって、そりゃないでしょう。
おまけに彼女は夫に捨てられそうになっている、ちょっと可哀相な人として出て来ます。

この映画の失敗でDCやワーナーは何かを理解したはず・・・と思っていた僕はバカでした。

この映画は10年以上前の映画になりますが、今でもDCの映画は失敗がかなり多いです。(今年公開された二作そろってダメ映画でした)

まとめ

個人的に知名度の割には、あまり出る映画に恵まれていなかった印象があるシャロン・ストーン。

本人だって色々な役を演じたがっていたはずなのに、彼女に良い仕事を振るマネージャーが居なかったのでしょうか?

と思っていたらなんと、マイケル・ダグラスと共に「アントマン2」に出演する予定と噂です!

DCは、こうしてまたMARVELにお株を取られてしまっているのですね。
まったく、どうしようもない・・・。