クエンティン・タランティーノは、テネシー州出身のアメリカ人映画監督。

1990年に監督デビューし、入り組んだプロットと犯罪と暴力の姿を描いた『レザボア・ドッグス』で一躍脚光を浴びた。

続く、監督二作目の『パルプ・フィクション』では早くもカンヌ国際映画祭・パルム・ドール(最優秀作品賞)を始め数々の賞に輝き、米アカデミー賞脚本賞も受賞!
新しい米映画の旗手として認知されることになった。

日本での愛称は、タラちゃん。

タランティーノ監督のキャリアと作風

映画好きの母親の影響で幼い頃から映画を見て育ち、14歳の時に初めて脚本を書き始め、レンタルビデオショップ店員時代には大量の映画に埋もれ働きながら脚本を書いた。

この当時に培った様々な映画の知識が、後の映画制作に役立っている。

自身の映画趣味としてアジアを中心としたマニアックな映画・日本のアニメ・音楽に精通しており、自らシネフィルを自称する。

タランティーノの作風は、自身の映画趣味が随所に見受けられ、オタク気質溢れる作風が特徴!
しかし、そのオタク気質があまりにも濃かったり、マニアック過ぎる事で観る人によっては好き嫌いが分かれている。

マニアックな映像と、過去作品へのオマージュを捧げるタランティーノだが、それは音楽面においても同様。

『パルプ・フィクション』では、タランティーノが好むサーフィン・ミュージックをベースにした選曲をしたり、

『ジャンゴ 繋がれざる者』では、タイトル・ロールの元となった1966年のマカロニ・ウェスタン『続・荒野の用心棒』の主題曲「ジャンゴ」をそのままオープニングに使用しています。

ジャンゴ~~♪

レザボア・ドッグス (字幕版) パルプ・フィクション (字幕版) 続 荒野の用心棒 スペシャル・プライス [Blu-ray] DJANGO 続・荒野の用心棒

私的にランキング!「クエンティン・タランティーノ」監督のオススメ作品

【第3位】バイオレンス戦争映画!「イングロリアス・バスターズ」

イングロリアス・バスターズ(字幕版)


出典:http://d.hatena.ne.jp/

 

製作裏話

第2次大戦に、秘密部隊イングロリアス・バスターズの連中が、世紀の悪漢ナチスの連中をブチ殺しまくるためフランスにやって来るというお話。

この映画の脚本は、タラちゃんがビデオ屋で働いていた時に『地獄のバスターズ』というイタリアのB級戦争映画のタイトルがすごくクールだったので使用権を買い、スペルを変えて書き上げました。

タラちゃんは「地獄のバスターズ」をアメリカ映画「特攻大作戦」のパクリ映画として作ったそうです。

この映画の中で、ブラッド・ピット扮するアルド中尉が化けたイタリア人映画監督の名前「エンツォ・ゴルローミ」とは、「地獄のバスターズ」の監督エンツォ・カステラッリの本名だそうです。

脚本自体は、通算して約10年をかけ完成!
長期間の熟成期間をかけて煮込むのが好きなんです。
そうする事でコクの有るタランティーノ味が出来るのでした。

地獄のバスターズ < HDニューマスター版 > [Blu-ray] 特攻大作戦 (字幕版) 

【第2位】痛快アクション西部劇!「ジャンゴ繋がれざる者」

ジャンゴ 繋がれざる者 (字幕版)


出典:http://eiga.com/

 

撮影裏話

ドイツ人の賞金稼ぎに助けられたアフリカ系アメリカ人の奴隷ジャンゴが、過酷な戦いの末に生き別れた妻を取り戻すというお話。

激しいアクションシーンが満載の本作は、人間にも負けない危険なアクションシーンにチャレンジしているのは馬たちです!

馬車を爆破させるシーンでは、馬車の周りを取り囲んでいた14 頭もの馬たちが、爆破に合わせて一斉に倒れる大熱演を演じています。

タランティーノをはじめスタッフたちは、馬たちに怪我させる事なく、かつ自然な演技をさせるため、数か月かけて調教し安全対策を徹底していました。

また、非情な奴隷の元締めを演じたレオナルド・ディカプリオは、激高しテーブルに拳を叩きつけるシーンで誤ってガラスを割り、手は血だらけでダラダラ~それでも最後まで演じきり、本物の痛みを表現していました!
さすが~レオ様です!

【第1位】チャンバラ娯楽アクション「キル・ビル」

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出典:http://www.tasteofcinema.com/

 

製作裏話

主人公を絶望の淵に落とした張本人である黒幕「ビル」と、その配下に復讐するハードバイオレンス・アクションムービー。

次から次と「笑激」の場面が続く「キル・ビル」!
しかし、いちばん驚いたのは東京に向かう飛行機の中でヒロインのザ・ブライドが日本刀を持って座っている場面だ。

座席には、ご丁寧に刀ホルダーが付いていて他の乗客も、そこに刀を差している!
これは、一体どういうこと!?

タラちゃん言わく
「気にすんなって!あれは現実社会じゃないんだから!ムービー・ムービー・ユニバース、つまりオイラがガキの頃に観た、いろんな映画の記憶だけで出来た、おとぎの国なのさ!」
という始末!

昔の映画は、とにかくガンプレイやカンフー・チャンバラの撮り方がスタイリッシュでカッコ良かった~。

そういう映画の記憶が30年間、タラちゃんの頭の中でグルグルし続けているうちに熟成して出来上がったのが「キル・ビル」なんだそうです!

気を付けろ!「クエンティン・タランティーノ」監督のオススメでない作品

全編カーアクション!「デス・プルーフinグラインドハウス」

デス・プルーフ in グラインドハウス (字幕版)

この映画、女の子たちのダラダラした会話と、暴力&グロ満載なカーチェイスの二点に集約される。

ラストは色々な意味で大爆笑!
エンドロール時も含めた音楽が最高!
カーチェイスのスピード感も抜群!
とにかく痛快な映画だ。

しかし、ディレクターズカットがまずかったのか、全体的に冗長な感じ!

最新の撮影技術と、それなりの予算を使っているにもかかわらず、安っぽくて古臭い映画と観客が半ば誤解される作品。

最後に

タランティーノが何よりも魅力的なのは
「とにかく映画が大好き!」
という彼のエネルギッシュな思いが、作品を通して映画を愛するファンに超ダイレクトに伝わることだ。

「巨匠タランティーノ監督」
これからも愛されるタラちゃんで、あり続けるだろう!