この顔を見たらこれぞアメリカ!
となる女優はかなりいます。

その中の代表例こそが本日紹介する女優ミシェル・ファイファーさん、その人です。

金髪蒼目が特徴的な典型的白人の美人である、この方はかつて一時スターダムに乗っていました、

しかし、前に挙げたシャロン・ストーンさんと容姿やタイプが似ているにもかかわらず彼女は何とか今でも大作に出演しております。

やはり残念ながらシャロンに欠けていた映画を見定める能力が彼女にはあったのかもしれません。

俳優の紹介

1958年生まれで、現在58になる彼女はカリフォルニアで普通の主婦のもとに育ちます。

しかし、彼女が12歳のころに母親は離婚し二人の妹たちとも疎遠になるという悲しい過去を持っています。

その後、高卒でスーパーのレジ係として働きながら大学に通っていましたが、ミスコンテストで優勝、そこでスカウトマンの目に留まり、はれてハリウッドに進出をします。

1980年に『マンハッタン・ラプソディー』にて映画デビューをはたし、その後「スカーフェイス」に出演、さらにドロドロの愛憎ドラマ「危険な関係」では、うら若き乙女を演じてアカデミー賞にノミネートをします。

そして、現在に至るまでマイナーな映画から話題作、大作に定期的に出演を重ね今に至るという感じです。

とここまで順調な彼女のキャリアですが、当然人なのでスキャンダルな事もあります。

彼女が20歳のころ、なんとカルト教団に入り、かなり厳格な生活をしていたという事を暴露しています。

最初は自分のペースでやっていた宗教活動ですが、次第に上層部から「もっと来るように」と言われ、かなり圧迫された日々を過ごしていた模様。

さらにお布施金まで要求され生活はかなり厳しかった模様で、人を救うはずの宗教が人を苦しめていたら、そんな物の世話になる必要は無い訳ですね。

その後、自分がマインドコントロールされていると気づき、スパっと関係を断ったとされています。

この決断力の高さがいまだに彼女に仕事を与えている何よりの証拠なのかもしれませんね。

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代表作

彼女には実はこれという代表作を一つに絞る事が出来ないほど、数多くの作品に出ています。(ここが彼女の凄い所なのかもしれません。)

まずヒューマンドラマに的を絞るなら「アイアムサム」で演じた女性弁護士が有名でしょう。

知的障碍者のサムを演じたショーン・ペンを支える女弁護士として彼女は好演、時にはサムに恋人のように寄り添い、またある時は母親や姉のように支え、叱る彼女の姿は見ていて気持ちがいいです。

ほかにも実在した元軍人の女性教師を演じた「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」では厳格ながら生徒を見守る女性教師を演じます。
どうせなら不良生徒を女兵士が殺しまくる活劇にすれば良いのに・・・
内容が変わるか(笑)

また善人ばかりではなく、どうしようもない人間を演じるのも上手くアル・パチーノ主演の「スカーフェイス」では主人公トニー・モンタナの妻となり、麻薬と成功におぼれる女性を演じます。

他にもマイナーながら「ラブ・クライム」という映画では、なんと10歳以上年齢差のあるアシュトン・カッチャーと恋に落ちる女性を演じ、結構自分はこれが好きだったりします。

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ミシェル・ファイファーならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:バットマンリターンズ

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そうです、またです。
本当にごめんなさい。
以前のマイケル・キートンの記事から数日しか経っていないのに、またやってしまいました。
本当に申し訳ありません。

ただ、この映画の彼女は本当に素晴らしく、彼女自身のベストアクトであると信じて疑いません。

彼女は、この映画でバットマンとロマンスを繰り広げるキャットウーマンを演じます。

彼女が演じる秘書のセリーナは哀れで、上司である大富豪のマックス・シュレックが秘密裏に開発する原発建築計画を知り、ビルの屋上から落とされて殺されます。

しかし、猫たちに新しい生を与えられ蘇った彼女はキャットウーマンとなり、シュレックへの復讐を誓い街で暴れていきます。(本当にびっくりすると思うんですが、これはマジで起きます。)

この時の覚醒シーンが凄まじく、なんとこれを本人がノースタントでやったというのが強烈です。

しかし、今見ても本当に恐ろしいシーンなので、是非ここだけでもyoutubeで良いので見て下さい。

その後、キャットウーマンはバットマンと追いかけ合いをするものの、ブルース・ウェインと知り合ったセリーナは、そこで彼と恋愛を繰り広げます。

ですがバットマン=ブルースとキャットウーマン=セリーナはやがて対立を深めていきます。

ここもまた切なくて実に良い映画なんですが、一方でこの映画全体に言える事ですが、原作含め色々な物を無視しまくっているきらいがあります。

とはいえ、この映画の狂った尖がったセンスは今のティム・バートンには無く、あらゆる物が尖がっているセンスで満ちていた事が許された最後の時代の映画なのかもしれません。

2位:ホワット・ライズ・ビニース

ホワット・ライズ・ビニース (字幕版)

ハリソン・フォードと共演した話題のサスペンス映画です。

ノーマンとクレアは真に理想の夫婦。
優しい夫と可愛い娘に囲まれたクレアは順風満帆の人生を歩んできました。

一人娘が進学した事をきっかけにクレアの父の持っていた家に引っ越した彼らはそこで隣人の奇行に振り回されていきます。

深夜に大きな荷物を持っていたり血の付いた服が見つかったり、隣人の奥さんに泣きながら助けを乞われたりしてしまい彼女の気は参っていきます。

さらに事態はそれだけでは無く、家の中では怪現象が頻発して起こり、彼女にとっては分からない事ばかりが起きます。

彼女は戸惑いながらも、夫に相談をしますがどこか他人行儀で一切興味を持ちません。(本当にひどい)

そこで彼女自身の隠された記憶が目覚めていき、とんでもない事になっていきます。

この映画で彼女はハリソン・フォードと共演をした事で話題になりましたが、この映画のハリソン・フォードは珍しくかなり嫌な奴として描かれます。

妻の身に訪れる数多くの怪現象にも、本気に受け取らず常に言ってる事とやってる事が違っている。

対するミシェル・ファイファーも情緒不安定な女性を巧みに演じ、後半はほぼ二人の演技合戦にシフトしていきます。

実は夫にはとんでもない秘密がある事が明らかになるのですが、そこらへんはここでは書かないようにしましょう。

彼女の過去と夫の秘密、それが明らかになる時、この映画は一級のホラー映画に変貌します。

とはいえ、口で言うのも何なので実際にツタヤやゲオのレンタルDVDやオンデマンド配信で探してみてください。

3位:ホワイト・オランダー

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写真家であるイングリッドのもとで育った娘のアストリッド、幸せな日々を送っていましたが、ある日母親が恋人の浮気を知り射殺、独り身になった彼女は里親を転々とします。

しかし彼女は獄中にいながらも圧力を与えるイングリッドの束縛と寵愛を受けていき彼女からの独立を考えていく・・・
という登場人物がほぼ女性ばかりの愛憎ドラマです。

ここで彼女が演じるのは母親イングリッド役。

先に上げた役柄とは全く別の冷酷で束縛的な母親を不気味に演じております。

心の奥底から娘を愛していますが、その愛は時に彼女につらく当たり彼女の心を傷つけていきます。

さらに里親になった女性と共に会いに来たアストリッドの前で里親の女性をこれでもかと言わんばかりに罵ります。

家庭的でアストリッドにも優しい彼女の中に潜んでいた孤独を見抜き、夫が浮気しているのではないかとそそのかし、なんと里親の女性は自殺をしてしまいます。

子離れできない母親に苦しむアストリッドとイングリッドの愛憎劇、109分程度ですが、この映画の中にはそんじょそこらの超大作なんかよりはるかに濃厚な109分があります。

見終わった後、親子について考え直すのもありかもしれません。

どうでも良いトリビアですが、この映画の監督のピーター・コスミンスキーはかなり反骨精神があり、イスラエルのパレスチナに対する人権軽視制作に抗議をするなど、イスラエル贔屓の多いハリウッド関係者とは正反対の行動をしています。

多くのハリウッド俳優が政治活動に走ったり、形ばかりの人権活動を行ったり、トランプ大統領に口撃したり抗議したりする昨今ですが、もしもそんな事をしてる暇があるなら、ここまでやって欲しいものですね。

尊敬します。

ミシェル・ファイファーでもこれはみるな!ワースト作品

ダークシャドウ

ダーク・シャドウ(字幕版)

ジョニー・デップと共演した映画の一つです。

浮気相手に呪いをかけられて吸血鬼になったジョニー・デップ扮する貴族が現代に蘇り、没落した子孫一家と共に手を組み、一族の再建に尽力していくが、そこで不老不死の魔女になっていた浮気相手と再会して・・・
という話です。

かなり面白そうに見えますが、基本的にここ最近のバートンのやる、悪いパターンに陥ってます。
それは時代遅れのコメディになってしまった事です。

もしも、これがデビット・ザッカーならば、もっと面白い映画になったのかもしれないのになあ、と悔やまんばかりです。
なんで最近のバートンはこんな映画しかできなくなってしまったのか。

あと演出もポップに寄り過ぎだったのかもしれないですね。
もっとシリアスな映画にしても良かったのかも知れません。

ここで彼女が演じるのは没落した貴族の女主人ですが、そもそも今でも美人のミシェル・ファイファーがこれを演じる事が違和感があります。
もっと汚い感じの女優がやっていればリアリティがあったかもしれない。

とはいえ、この映画にも良い所はあります。

魔女と対抗する為に一家総出で戦いに行き、末っ子の命がもうちょっとで危ないという所で意外な存在がやってきます。

なんと末っ子はさらに先祖の幽霊と仲良くする超能力があり、その幽霊が魔女を突き飛ばしてしまうのです。

良かったのは正直ここだけでしたね。

まとめ

ミシェル・ファイファー、個人的には大好きな女優さんで、いまだに活躍をされております。

そんな彼女が出演した映画「オリエント急行殺人事件」が今現在公開されております。

こういう文芸映画に出るほど、彼女は今でもなお活躍しているのですね。

シャロン・ストーンも本当ならば、ここまで行けたハズなのに、あまり彼女にはこれぞという作品が来なかった。

ってそんな事を書きながら今情報を確認したところ、なんとミシェルはシャロン・ストーンに予定されていたアントマン2で演じる役柄を取ってしまったようです。。

とはいえ、ミシェルもここ数年は実は女優の仕事をめっきりしていなかったらしく、もしかしたら降板するかもしれません。

おまけにシャロン・ストーンも考えればTVシリーズの主役をしているので彼女が奪った、と言うよりも譲ったのかもしれないですね。

更に考えれば両者とも社会的成功を収めているので、SF映画に出なくても良いのかもしれません。

欲を言えばマイケル・キートンとまた共演して、年老いた中年男女の愛憎劇なんかをやってくれたら僕は嬉しいかもしれません。