ブライアン・デ・パルマは、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身の映画監督。

高校卒業後は、コロンビア大学で物理を学んでいたが在学中に映画『市民ケーン』と『めまい』に衝撃を受け、専攻を映画に変える。

1964年に修士課程を修了した後は、ニューヨークを拠点に短編やドキュメンタリーを製作し監督をめざす。

その後1976年のスティーヴン・キング原作の青春ホラー『キャリー』のヒットにより、一躍世界中に名が知られるようになりました。

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ブライアン・デ・パルマのキャリアと作風

青春ホラー映画『キャリー』の成功により、アルフレッド・ヒッチコックの『サイコ』へのオマージュを捧げた『殺しのドレス』を製作。

この映画は強い暴力描写や性描写のために大規模な上映反対運動が起こり、批評は賛否両論割れたものの、これらが結果的に映画の宣伝になり、同作品はスマッシュヒットとなった。

ニューハリウッド世代の代表的な映画監督の一人に数えられるが、一方で作品の出来不出来が激しいと評価されており、さまざまなジャンルの映画を手がけているが代表作と呼ばれる作品の多くは、サイコスリラーとアクション映画である。

また、デ・パルマ作品の暴力的な内容は、しばしば観客や評論家の非難の的となり論争を繰り広げてきました。

映像表現は分割画面や、長回し・スローモーション・目線アングルなどを使用し凝った画面作りを行い、「デ・パルマカット」と呼ばれる独特な映像が注目され、熱狂的なファンがいる事でも有名である。

映画オタクであった、クエンティン・タランティーノが初めて夢中になった監督に、デ・パルマの名前を挙げています。

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私的にランキング!「デ・パルマ」監督のオススメ作品

【第3位】マフィアとFBIの死闘!「アンタッチャブル」

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出典:https://movies.yahoo.co.jp/

 

製作裏話

30年代のシカゴ禁酒法時代を舞台に、財務省の捜査官エリオット・ネスが3人の仲間と共にアル・カポネ摘発に乗り出す映画。

この映画でロバート・デ・ニーロは、アル・カポネの肥満体に近づくために太ろうとしたが、次の出演作が決まっていたため、顔だけを太った感じにし、ボデイスーツを着込んでカポネの貫禄感を出しました。

又、髪の毛も1本1本抜き、薄毛の頭にして役作りをした上で撮影に臨みました。

この映画で有名なシカゴのユニオンステーションでのラストの銃撃シーンは、当初の予定では走る列車を舞台に大規模スケールで撮影するはずだったが、製作費が足りなくなった為に、駅の階段に変更されました。

階段で撮影された銃撃戦は、この映画の名場面ともなりました!

【第2位】スパイアクション!「ミッション・インポッシブル」

ミッション:インポッシブル (字幕版)


出典:https://thestudioexec.com/

 

製作裏話

人気テレビドラマ『スパイ大作戦』をベースとしたシリーズ第1作目。

長年TVシリーズで配役を務めた各キャストは、この映画を観てリーダーが裏切り者になった事に衝撃を受け、怒りと共に、この作品に対し批判的な意見を述べました。

シリーズ化された、この映画の見所は、主演のトム・クルーズが各シリーズの危険なシーンでもスタントマンを使わず、自らが演じている事です。

この作品のオープニングシーンである水槽爆破からの脱出でも、16トンもの水が使われ本物の洪水の中で危険なシーンが撮影されました。

シリーズ1作目で生まれたのは、映画史に残る“宙吊り”侵入シーン。

ワイヤーで体を吊り下げ、機密事項をゲットすべく建物に侵入したその体勢は、地面に着くか着かないかのギリギリのシーンで、思わず息を飲んでしまう!

サスペンスやホラーを得意とするパルマ監督による、独特のカメラワークや映像センスも際立っており、この“宙吊り”はその後のシリーズでも、お馴染みになりました。

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【第1位】サイキックホラー!「キャリー」

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出典:http://blog.goo.ne.jp

 

製作裏話

皆にイジメられた哀れな少女の、悲しい復讐劇を描いた傑作学園ホラー映画。

この映画にはデ・パルマのすべてが詰まっており、パルマ監督ならではの

スローモーション・パンフォーカス・サラウンド・カメラ・スプリット・スクリーンなどの映像テクニックに、

ヒッチコックへの過剰なオマージュ
過激なバイオレンス
負け犬のドラマ
夢オチ
などの作劇スタイルで、正にデ・パルマ印の映画なのです。

キャリーを演じたシシー・スペイセクはスクリーンテストの時に、
髪にワセリンをベッタリこすり付け、
あえて顔を洗わないで役の雰囲気で臨み、
さらに中学1年生の時に母親が作ってくれたセーラードレスを身に着けて挑み、
見事キャリー役を獲得したそうです。

映画上の役の設定では17歳ですが、撮影当時の彼女の年齢は25歳でした。

気を付けろ!「デ・パルマ」監督のオススメでない作品

火星アクション!「ミッション・トゥ・マーズ」

ミッション・トゥ・マーズ (字幕版)

かつて火星にいた知的生命体の痕跡と、人類の遭遇を描いた作品。

前半は見ごたえアリで快調、しかし火星到着後からラストまでが失速・・
盛り上がりに欠け、たわいもない物語で終わってしまった。

ストーリーはお粗末だが、映像は見ごたえ十分の映画でした。

最後に

映像のマジシャン!
ブライアン・デ・パルマ監督。

これからも「デ・パルマカット」で独自の映像を作り出して行く事でしょう!