マーティン・キャンベルは、ニュージーランド出身の映画監督。

1966年にイギリスに渡り、1970年代から映画・テレビの両分野で活躍している。

アクション映画に卓越した手腕を発揮し、1995年にピアース・ブロスナンが初めてジェームズ・ボンドを演じた『007/ゴールデンアイ』を大ヒットさせました。

ゴールデンアイ (字幕版)

マーティン・キャンベルのキャリアと作風

ニュージーランドからロンドンに移り住み、カメラマンとしてキャリアをスタートし、1973年に『The Sex Thief』で監督デビューを飾る。

その後テレビ映画で高い評価を得て、BBCテレビの5時間ミニ・シリーズ「Edge of Darkness」ではBAFTA賞を6つ受賞している。

1998年の『マスク・オブ・ゾロ』では、ゴールデン・グローブ賞作品賞にノミネートされ、続編の『レジェンド・オブ・ゾロ』でもメガホンを取りました。

キャンベル監督は、ダイナミックで切れの良いアクションを得意とし、娯楽映画のエッセンスを織り込んだ映画を提供しています。

特に、当時停滞気味だった007シリーズの5代目ボンド役交代を機に「007/ゴールデンアイ」ではシリーズの基本設定を大幅に変更し、007シリーズを見事復活させる事に成功しました。

続く6代目ボンド役交代の作品「007/カジノロワイヤル」で、再びメガホンをとり、これまでにない野性的で繊細なジェームズ・ボンド像をつくりあげ、世界的な大ヒットに導きました。

当初「ゴールデンアイ」の撮影後も、毎回007の監督オファーが入っていましたが、同じような趣向の作品には興味を持てない理由で、何度も断っていたそうです。

 

私的にランキング!「マーティン・キャンベル」監督のオススメ作品

【第3位】6代目ジェームズ・ボンド登場!「007/カジノ・ロワイヤル」

カジノ・ロワイヤル (字幕版)


出典:https://www.gq.com/

 

製作裏話

英国諜報部に属する敏腕スパイ、ジェームズ・ボンドの活躍を描く人気スパイ・アクションのシリーズ第21弾。

この作品で、ボンド役候補にあがった俳優は18人以上となり、当初ユアン・マクレガーがボンド役にオファーされたが、同じような役柄を繰り返し演じる事でイメージが固定される事を恐れて断ったため、ダニエル・クレイグにオファーされました。

撮影地はチェコの温泉・プラハ・バハマ・イタリア・イギリスで行われ、カジノ・ロワイヤルの撮影が行われたロンドン郊外のパインウッド撮影所では火災が発生し、撮影に使われているセットなどが灰になってしまいました。

しかし、撮影はすでに終了し、セットは解体の最中だったので殆ど影響がなかったようです。

キャンベル監督の、同作品興行収入はシリーズ最高記録を樹立しました。

【第2位】山岳アクション!「バーティカル・リミット」

バーティカル・リミット (字幕版)


出典:http://movie-kt.blog.jp/

 

製作裏話

想像を絶する”死の領域”高峰K2を舞台に、繰り広げられる山岳アクション!

クレバス・雪崩・滑落・そしてニトロの大爆発と、次から次へと襲いかかる危機に身構えっぱなしの、はらはらドキドキアクション映画。

撮影は、ニュージーランドのクック山岳地帯とクイーンズタウンでロケーション撮影が行われました。

クック山脈地帯の地形は、氷河の広大さ・クレパスの深さ・地形の険しさ・天候の悪さ・景観の美しさがヒマラヤ山脈の地形に酷似しているからです。

作品に信憑性を持たせるために、役者は標高8,000メートルまで登らなければなりませんでした。

視覚効果は、ミニチュア・モデルの利用から、実際のロケーションによる写真のコンピューター処理まで幅広い技術を駆使し、みごとに融合されていた事が分かります。

【第1位】正義の味方・怪傑ゾロの活躍!「マスク・オブ・ゾロ」

マスク・オブ・ゾロ (字幕版)


出典:https://www.vix.com/e

 

製作裏話

王道的なストーリーが人気なのか、1981年のジョージ・ハミルトン版や1975年のアラン・ドロン版など、ゾロを題材にした映画はたくさんあります。

本作でヒロインを演じた、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは世界的な注目を集め、1998年のピープル誌で、最も美しい人に選ばれる事になりました。

この作品の音楽も人気があり、吹奏楽などでも演奏されておりメリハリと盛り上がりの音楽でワクワクしてきます。

劇中、ゾロが馬に乗って疾走したり闘うシーンでは賢そうな馬が活躍しますが、この作品の馬のトレーナーはスティーヴン・スピルバーグ監督の「戦火の馬」や「シービスケット」にも参加したボビー・ラヴグレンという馬専門の名トレーナーが務めています。

ちなみに、ゾロのアントニオ・バンデラスが馬二頭に乗るアクションシーンでは、そのシーンだけ明らかにゾロが太っていて、せめて体型は似ている人を使ったら良いのにと・・

この作品はヒットを記録し、2005年には引き続きキャンベル監督、バンデラス、ゼタ・ジョーンズ出演による続編「レジェンド・オブ・ゾロ」が製作されています。

レジェンド・オブ・ゾロ (字幕版) 戦火の馬 (字幕版) シービスケットBlu-ray

気を付けろ!「マーティン・キャンベル」監督のオススメでない作品

アクション・サスペンス「復讐捜査線」

復讐捜査線 (字幕版)

娘を殺された父親が、強大な組織に果敢に挑む執念を映し出す。

久しぶりの、メル・ギブソンとマーティン・キャンベル監督作品と期待したが、眠くなるほどの退屈映画・・
ストーリーもダークで悲惨過ぎ!

目ぼしいアクションも無く、ダラダラと進んで終了・・
公開後も話題にならない映画。

最後に

キャンベル監督は007シリーズのボンド役交代時に、2回メガホンをとっています。

新しいジェームズ・ボンド俳優を迎えてシリーズを刷新させる機会があれば、『007/カジノ・ロワイヤル』で復帰したように、また007映画の監督に興味を抱く可能性を示唆しています。