ロバート・デ・ニーロは、アメリカ合衆国の俳優・映画監督。

1974 年の名作『ゴッドファーザー PART II』でアカデミー助演男優賞を受賞し、『レイジング・ブル』ではアカデミー主演男優賞を受賞しました。

『タクシードライバー』をはじめとする、マーティン・スコセッシ監督の一連の作品への出演で知られています。

ゴッド・ファーザーPART2 (字幕版) レイジング・ブル (字幕版)

ロバート・デ・ニーロの魅力

少年時代から役者に憧れ、ステラ・アドラーの下で演技を学んだ後に、数々の名優を排出した名門アクターズ・スタジオに通い演技を勉強しました。

一時期ヨーロッパに出向き、各国を渡り歩きながら演技の修行をしていた事もありました。

デ・ニーロが演じる役にはリアリティがあり、圧倒的な演技力を示しています。
デ・ニーロは、その役を演じる為の努力を惜しみません!

「タクシードライバー」では3週間ニューヨークでタクシードライバーとして働いたり、「レイジング・ブル」ではミドル級ボクサーの鍛え抜かれた肉体を披露しその後、引退後の姿を表現する為に体重を20キロも増やしました。

「ミッドナイト・ラン」では、監督のマーティン・ブレストと共に実際の賞金稼ぎと共に行動し、捕獲の瞬間や張り込みを見学し捜査の方法などを習得した等々、

まるで配役の人生をも体感しようとする徹底した役作りは「デニーロ・アプローチ」と呼ばれ、デ・ニーロの代名詞となっています。

渋くて威厳のある演技の印象がありますが、コミカルで親しみやすいキャラクターも多く演じています。

「キング・オブ・コメディ」ではコメディアンを目指す青年を演じ、ギャング映画では絶対観る事の出来ないデ・ニーロの演技が堪能できます。
特に、ステージ上での10分近い長セリフも、凄いとしか言いようがありません!

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私的にランキング!「ロバート・デ・ニーロ」出演のおすすめ作

【第3位】ベトナム戦争帰還兵の生と死!「ディア・ハンター」

1960年代末期におけるベトナム戦争での過酷な体験が原因で、心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、彼らと仲間たちの友情を描いている。

ディア・ハンター デジタル・ニューマスター版 [DVD]


出典:http://dayslikemosaic.hateblo.j

 

観どころ

この映画の前半は、仲良しグループが休日に鹿狩に出かけ、どこか平和で牧歌的な雰囲気が漂っている・・

転じて、いきなり過酷な戦地の場面になり正に「真逆」なギャップに驚かされる!
不幸にも彼ら3人はベトナム軍の捕虜になってしまう・・

捕虜になった3人はベトナム兵に、賭けのロシアンルーレットを強いられる。

この映画の観どころは、やはりベトナム戦争とロシアンルーレットの描写が秀逸です。

ロシアン・ルーレットの撮影では、スタッフが撮影場所となった倉庫に寝泊まりし、撮影には緊張感を高める為に実弾を込めた銃が使用されたり、撮影中周囲から檄を飛ばされ、実際に殴られたりで俳優のテンションを上げながら撮影されました。

【第2位】アメリカ横断ロードムービー「ミッドナイト・ラン」

孤独なバウンティハンターと、彼に追われるマフィアから横領した金をチャリティに寄付してしまった会計士との、逃避行の中で芽生える友情の絆をコミカルに描いた作品。

ミッドナイト・ラン (字幕版)


出典:http://internet-frontline.com/

 

観どころ

この映画での、デ・ニーロは今まで彼が演じてきた役とは全く異なるコミカルキャラクターであり、まるで
「俺だってアクションやコメディの演技ぐらいは出来るんだぜ!」
と言いたげな演技を見せてくれます。

デ・ニーロ演じるバウンティハンターと賞金首による二人三脚の、ニューヨークからロサンゼルスまでのアメリカ横断ロードムービー。

笑い・アクション・サスペンス・そして人情を感じる事が出来る映画「ミッドナイト・ラン」はロバート・デ・ニーロの主演作品の中でも、特に娯楽要素が満載で万人にお勧めできる作品です。

相棒役のチャールズ・グローディンは、撮影中手錠をかけっぱなしだった為、一生消えない手錠痕が残ってしまいました。

【第1位】ベトナム帰還兵の狂気「タクシードライバー」

元海兵隊員で、日々タクシーで街を流す主人公は、堕落しきった世の中を自ら浄化するという思いに駆られ・・
その思いは変質しながらエスカレートを続けてゆく。

タクシードライバー (字幕版)


出典:https://blogs.yahoo.co.jp

 

観どころ

ある一人のタクシードライバーの心理と狂気を描く秀作で、狂気を秘めた感情を持つ主人公の危うげな演技が実にハマっていて、デ・ニーロに静かな恐怖を感じる・・

狂気の根源である怒りは、ベトナム戦争に行って命を投げ出してアメリカに尽くしたのに、帰ってきたら職業安定所で職をもらわなければいけない状態・・
こんなハズでは無かった!

このようなベトナム戦争帰還兵の報われない思いと、怒りの矛先が向けられた作品でした。

公開当時、劇場にやって来たのは、この映画の主人公のような男達ばかりだったそうです。

孤独と不安に、さいなまれるコンプレックスの塊みたいな人たちが、主人公に共感して、この映画を観に行った・・
そして大ヒットを記録したという皮肉があります。

気を付けろ!「ロバート・デ・ニーロ」出演のおすすめでない作品

バイオレンス満載のB級アクション!「マチェーテ」

マチェーテ (字幕版)

B級映画などと称しては申し訳ないほどの、ゴージャスな競演を味わえる作品!

しかし、主演がややスター性不足で、突き抜けぶりも物足りない・・
デ・ニーロは、小心でズル賢い政治家役を“主役でない楽しさ”を楽しんでいる風!

最後に

ロバート・デ・ニーロの役作りに懸ける執念は、常識を超え狂気とも思える数々のエピソードを残しています。

これからも「デニーロ・アプローチ」は、続いて行くことでしょう!