悪役といえば誰を思い出しますか?

やはりジャック・ニコルソンも良いですが、彼は既に記事にしたので彼に次ぐ大物悪役俳優をご紹介しましょう!

ただし、彼は悪役としてのキャリアを、あまり好んではいないらしいです。
彼の名前はゲイリー・オールドマン。
知ってる人は、かなり多いでしょう。

俳優の紹介

1958年イギリスで溶接工の父親とアイルランド系の母親の元で生まれた彼、しかし父親はアルコール依存症で彼が7歳のときに家族を捨ててしまいます。

そんな彼は子供のころから歌やピアノに精を出して(いつかはミュージカルに出て欲しいものです)のちに俳優を志します。

成長するとともに演劇の道を目指す事となり、王立の演劇学校ではなく奨学金を持ち、大学に通い修士号を取り、役者としてデビューしました。

わき役を細々とやりながら1986年に28歳の若さで「シド・アンド・ナンシー」にてシド・ヴィシャスを演じて一気に知名度を上げます。

その後「レオン」にて悪徳刑事のスタンフィールドを怪演し悪役俳優として、その才覚を見出します。

しかし、近年では悪役にすぐ抜擢される事にウンザリし「俺に悪役をやらせる製作者は無能だ」とインタビューで語った事もあります。

近年では悪役を演じる事が極まれになってきていますが、個人的にはそれでは、やはり寂しいかぎりです。
善人よりも悪人の方が、やっぱり見てて面白いでしょう!

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代表作

彼の最近出演の代表作といえばクリストファー・ノーランによる「ダークナイト」三部作で演じた、ゴードン本部長役が有名でしょうか。

どちらかと言えば、頼りない印象が目立ったクリスチャン・ベールのバットマンと違い、終始優秀だったゴードン。

あんまり優秀過ぎるんで「バットマンいらねえんじゃねえか」と思えてきます。
やはりゴードンに、あんまり活躍されてはバットマンの印象が湧いて来ないです。

というかゴードンが凄過ぎて、ジョーカーがバットマンに執着する理由が分からなくなってきます。

次に有名なのは、ハリー・ポッターシリーズで演じたシリウス・ブラックでしょう。
ハリーの父親の友人であった縁からハリーを守ろうとする男です。

巨大な野犬の姿に変毛し「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」では巨大な人狼との怪獣プロレスに華を咲かせます。(というかハリー・ポッターを真剣に見たのは、この作品が最後です・・・申し訳ない)

他に印象的だったのはハリソン・フォードと共演した「エアフォースワン」にて演じたテロリスト役でしょうか。

ほかの映画での凶悪さが際立っていたので、あまり印象に残らなかったのですが、見返すと味わい深い、何とも言えない哀愁が魅力的です。

あとランクインから外しましたがフランシス・フォード・コッポラで演じたドラキュラ伯爵もなかなか面白かったです。

コウモリの獣人になったり、
老人になったり、
かと思えばスーツを着こなすダンディな、おじさんになったり、
いろんな意味で、なかなかオシャレなドラキュラだったと思います。

近年では「猿の惑星: 新世紀」で演じた、タカ派の人間役が面白かったと思います。
でも彼自身は、あまり目立っていなかったので、あえて選考から外しました。(このシリーズ自体は面白いです)

あと、本人も認めるダメ映画の「ロストインスペース」では悪役のスミス博士を演じています。
彼自身は、かなり巧みに演じているのですが映画としては、かなり微妙です!
ですが、この安っぽい雰囲気が好きな人がいるかもしれません。

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ゲイリー・オールドマンならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位: レオン

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ナタリー・ポートマンの記事でも触れた映画ですがある意味、彼の最大の代表作の一つであるので、問答無用の1位としてランクインさせました。
いやぁー、この映画での彼は本当にすごい。

彼が演じるのは、警官の身でありながら麻薬売買を仕切る悪徳警官なのですが、自身が薬物中毒に陥り、奇妙な言動を繰り返す、中々ユーモラスな男です。

冒頭でいきなりナタリー・ポートマンの家族をぶち殺し、その際に部下に
「おいベートーベンを知ってるか?今からお前に聞かせてやるよ」
と言ってからカチコミをかける、という凄まじさを見せます。

何でそこでベートーベンなんだお前は・・・
となりますが、それはどうでも良いのです!
とりあえず彼は悪役なのにカッコイイのです。

そして本当に冷酷で悪いやつで「早くコイツに天罰が下ってくれ!」となってきます。(余談ですが、彼はのちに「不滅の恋/ベートーヴェン」という映画でベートーベンを演じます)

さらに地元を牛耳るマフィアが、レオンを囲ってると聞くと
「てめえカチコミかけちゃうぞ。この野郎!」
といって脅す、やばさを見せつけます。
刑事がヤクザを恐喝するって・・・とんでもない男でしょ。

怖いと同時に、変なユーモアと凄まじいカッコ良さを放つ彼の存在は、ベタベタの恋愛映画である本作に、独自のカリスマ性を与えていると思います。

やはり、彼のキレッキレな演技を楽しむとしたら、まずこれです!

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2位: 蜘蛛女

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ニューヨーク市警に勤務しながら、マフィアに情報を横流しする悪徳警官のジャック、美人の奥さんを持ちながら愛人を作り、悠々自適の日々を送っていました。

そんな彼がマフィアの大物に頼まれ、ある女殺し屋を護送する事になります。

ところがその女は、かなりキレ者で、護送の最中に性的な誘惑を受け、おまけに「自分を見逃したら、お金をあげちゃうよ☆」と自身を見逃すように諭されます。

バカなジャックは、ここで彼女の甘言に乗って逃がしてしまいます。

ここで大恥をかいたジャックは、マフィアから狙われてしまうようになり、やがて女殺し屋からも狙われていくようになっていきます。

その結果、愛人は殺され、刑事としての地位も失墜しそうになる彼・・・。
そして、事態は最悪の結果に陥っていく。
という凶悪なハードボイルド映画です。

この映画で出てくる人間はほとんど俗物で、金とセックスの事しか考えていません。

同じ悪徳警官でも「レオン」のそれとは違い、マフィアから脅されてビビリ、さらに女殺し屋からボコボコにされて逃げられる、という醜態を見せる。

悲しいほどヘタレな彼ですが、こういうしょうもない役も中々ハマっているので、やはりすごい俳優だと言えるでしょう。

ふと「レオン」のスタンフィールドだったら、どーなるんだろうかと思ったりします。

女殺し屋の誘いに乗ったふりをして、ひどい殺し方をするのか、それとも殺されるのか・・・。

3位:ハンニバル

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羊たちの沈黙の続編となった本作、彼が演じるのはレクターに酷い目にあわされて障害者になった、悪の大富豪メイスン・ヴァージャーです。

車いすに乗りながら、ボロボロの顔を繋ぎ合わせた様な姿をした彼は、もはや漫画の悪役のようです。

レクターによって、このような姿に変えられたとはいえ、元から変態でサイコパスだった彼はレクターに復讐をするため、豊富な資金とコネを使いレクターを狙おうとします。

もはや、ここまでいくと「ゴジラvsキングギドラ」というか「エイリアンvsプレデター」のような「悪vs悪」あるいは「破壊者vs破壊者」のように見えて来ます。

安っぽいチンケな善というのは彼らには無く、生まれついての悪意をそのまま社会に放出している。

その怪獣同士の殺し合いに人間たちは振り回され死んでいくだけという、ある意味では社会の縮図のように見えます。
そんなメイスンもレクターという王の前では、ただの小物でしかないのですがね。

そういえば、この映画は吹き替えで見ると、より楽しいです。
なんとドラゴンボールのフリーザ様で有名な中尾隆聖さんが、あの不気味な声で演じています。

ちなみに「私の戦闘力は53万です」とは言ってくれません。

ゲイリー・オールドマンでもこれは観るな!ワースト作品

ロボコップ

ロボコップ (字幕版)

マイケル・キートンの時でもあげた、ダメ映画の一つとしてランクインしました。

あのポール・バーホーベンの名作「ロボコップ」のダメなリメイク版です。

ここで彼はマーフィー刑事を改造して、ロボコップに変えた技術者として出てきます。

しかし、マイケル・キートン扮する社長から、あれやこれやと無茶ぶりさせて困惑する姿は非常に哀愁を誘います。

ところが、彼らの演技も虚しく、全てのキャラクターもあまり立っていません。

役者は良い仕事をしてるのに、全体的にチープでおまけに地味なので、あまりにも面白くない本作。
もう語る事も、あまりありません。
おそらく、ダークナイトのゴードンを意識したキャスティングでしょうけど、いくら何でもあざと過ぎます。

どーせなら、あえて女性版ロボコップにするとか、デンゼル・ワシントンで黒人版ロボコップにするとかでも、良かったんじゃないでしょうか。

もしくは、いっその事ゲイリー・オールドマンを悪役にするとか・・・(それは本人が嫌がるか)

まとめ

ゲイリー・オールドマン、僕としては大好きな俳優なのです。
とは言っても、やはり悪役をやって欲しいというのはあります。

多分、本人は心の奥底から嫌なんだろうけど、それでもやはり見たいのはゲイリー・オールドマンの悪役演技!
ロボコップはそれさえあれば何とかなった、かもしれない。

もしくは歌が好きらしいので、何かミュージカルに出て欲しいところ。
彼の歌声をちょっと耳にしたいなと、かなり思います。

でも、ひどい音痴だったらどうしよう。
その場合は実写版ドラえもんにでも、出ればいい。

そこで、ジャン・レノ扮するドラえもんと対峙するジャイアンでも演じれば・・・
予算に無理があるから無理ですね。

すいません!