アクションスターは、いつの時代になっても存在しますが、その俳優は年代とともに変化していきます。

1980‐90年代はシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーさんの天下でした。

60‐70年代はクリント・イーストウッドさんの天下でした。

そして今は間違いなく、このロバート・ダウニー・ジュニアさんこそ今のハリウッドのアイコンと言えるでしょう。

俳優の紹介

1965年に生まれた52歳のロバート・ダウニー・ジュニアさん。
見た目では分かりませんが、もう50代なのです。
それにしてはお若いです。

ニューヨークで有名な映画監督ロバート・ダウニーさんの息子である為「ロバート・ダウニー・ジュニア」という名前です。

父親の作った「Pound」にて5歳のころ俳優としてデビュー。
その後、高校を中退し本当に俳優の道を目指します。

その後はテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」などで順当にキャリアを構築していき、1980年代は若手俳優の一団「ブラット・パック」の一員になっていました。

1992年は、あの伝説的なコメディアンのチャップリンの自伝映画「チャーリー」に出演して、アカデミー賞にノミネートされます

しかし、8歳のころに始めた麻薬に溺れていき(何と、その味を教えたのは父であるロバート・ダウニー!)、次第に酷い中毒症状に陥っていきます。

1996年に違法所持で逮捕され、1999年から1年ほど刑務所の中にいたほどでした。

しかし、神様は見捨てていませんでした。

友人であったメル・ギブソンの支えもありスクリーンに復帰、ドラマ「アリーMy love」などに出演し、2005年の「キスキス,バンバン」が好評を得たのを機に役者としての活動を改めて、やり直す事に成功。

2007年にデヴィット・フィンチャー監督による、実際の連続殺人鬼を追いかけたサスペンス映画「ゾディアック」に出演し、これも高評価、やがて2008年に「アイアンマン」にて完全にスターダムに復帰をします。

これを機に、娯楽映画への出演を決めた彼は「トロピックサンダー」にてトム・クルーズと共演、肌を黒く塗って黒人の役を奪おうとする役者バカを演じ、高い評価を受けます。

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代表作

近年では間違いなく、「アイアンマン」を筆頭にしたMCUことマーヴェル・シネマスティック・ユニバースにおける「アイアンマン」が代表作と言えるでしょう。

アイアンマンだけで言えば、もう10年も演じていますが(時がたつのは速いものです)非常に残念な事を言えば、この映画シリーズにおけるアイアンマンはロクな事をしない、迷惑なヒーローで有名です。

まず「アイアンマン」の1作目では、いきなり今までやってきた武器開発事業をやめると言い出して、長年の右腕がかなり焦ってしまいます。

当時は素晴らしい事と言われましたが、実際にやれば何人のエンジニアがクビになったか、分かった物ではないです。

「アイアンマン2」では非常におとなしくなり、大人になったなぁ、と見ていて関心しましたが「アベンジャーズ」では、いきなり場を仕切りだして空気を悪くしたり、前に前に出ようとしてキャプテンアメリカと対立するなど、と足を引っ張りまくります。

そもそも傲慢で傍若無人な性格をしており、あんまり好印象を抱けない性格なのですが、これは何一つ変わっておらず「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では何をトチ狂ったか、世界を平和にする為にウルトロンを開発し、世界を滅ぼしかけます。

このように思い付きで行動をして、周囲に余計に軋みや歪みを生み出す厄介者でトラブルメーカー、正直僕は大嫌いです。
っていうか、よく考えれば、このシリーズの悪役は大抵アイアンマンを恨んでいる奴ばっかりです。(あくまでキャラクターの話で、ダウニージュニアさんも彼の映画は好きです)

ボロクソに言いましたが「キャプテンアメリカ/シビルウォー」では、さすがに彼に同情を禁じえませんでした。

ネタバレになるので言えませんが・・・
終盤の、あの状況の中であるなら、キャプテンアメリカを2、3回シバいても構わないと思うのです。

とはいえ、ロバート・ダウニー・ジュニアの熱演の影響で「アルコール依存症だった」という設定に説得力が出て、彼の麻薬中毒という実際の出来事が役柄にリアリティが出ています。

アイアンマンといえば、原作コミックの「デーモンインアボトル」はリアルなアルコール依存症を描き、高く評価されています。

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ロバート・ダウニー・ジュニアならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位: アイアンマン

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彼自身のキャリアを変えただけでは無く、映画の歴史、しいては娯楽の歴史を変えてしまった本作。
1960年代に誕生したアメコミヒーローの映画化作品の金字塔が、まさしくこれです。

さて、公開から10年が経っている本作。
みなさんは5年ぐらい前にやったイメージがありませんか?
僕は、ぶっちゃけ5年前にやったようなイメージでいました。

ストーリーは単純明快、兵器産業の社長が自分自身の開発した兵器で死にかけたのをきっかけに兵器産業をやめて、アイアンマンという正義の戦士となり、パワードスーツを身に着けて悪と戦うという話なのです。

非常に面白いのは、このアイアンマンというヒーローはバットマンやスパイダーマンのように、アニメや映画などで展開をしていない為「知る人ぞ知る」マイナーな枠のアメコミでした。

日本で言えばジャンプにおける「アイシールド21」とか、もっと言えば特撮ヒーローでいえば「メタルダー」などに当たるかもしれません。

上でも言ったようにアイアンマンは傍若無人なキャラクターで、この作品でも顕著なのですが、この作品に限って言えば違う楽しみ方があるかもしれません。

例えば悪役として出て来るステイン副社長ですが、先代から長年スターク家に仕えて来たのに、先代のバカ息子からは下に見られ、おまけに記者会見で唐突にそれまでやってきた兵器産業を止める、と言い出したのを見たら、彼がスタークを殺したくなる気持ちも分からないではありません。

無能な経営者に振り回される管理職の悲しさを描いたという意味では、改めて評価すべき映画かもしれません。

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2位: シャーロック・ホームズ

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あのシャーロック・ホームズをダウニージュニア主演で、監督はガイ・リッチーで映画化したと話題になった本作。
有名な傑作古典小説ですが、ホームズのような探偵は、おそらく世の中に存在してません。

しかし、それを放っておいても楽しい本作。
ある意味超能力とも言える推理力を見せるホームズ。
そんな彼の生き生きした活躍の数々は目を張ります。

とはいえ、難点をあげるとしたらこの映画、ホームズのキャラクターがどこをどう見てもアイアンマンにしか見えない、という欠点があります。

傍若無人な性格でジョークを言って、お茶に濁す的なキャラクターは正直、同じ俳優が演じるのも、そうかなと思うのですが・・・。
そういった事を放置しても中々面白い映画ではあります。

やはりガイ・リッチーのPV的演出は、いつ見てもキレキレで見ていて楽しいですね。
ホームズの相棒ワトソンを演じるジュード・ロウも、良い感じです。

個人的にお気に入りなのは悪役の用心棒を演じる、ロバート・マイエさんですね。
大昔にプロレスラーでもあった人です。
彼とホームズの格闘シーンも見ていて面白いです。

そういえば、このホームズは武闘派なのですね。
これをゲーム化して出して欲しいのですが、ワーナーさんどうでしょうか?
僕は買いますよ!

3位:追跡者

追跡者 (字幕版)

ハリソン・フォード主演で描かれた名作「逃亡者」の番外編的続編にあたる本作。
いろんな意味で時代から忘れられていますが、この映画の存在をたまにで良いから思い出して欲しいです。

犯罪者として指名手配されたCIA捜査官シェリダン。
彼を護送する事になったジェラード連邦保安官は飛行機事故に巻き込まれ、シェリダンを見失ってしまいます。

ジェラードは外交保安局の人間と手を組み、ともにシェリダンを捜査する事になりますが、何だかちょっと胡散臭い奴らです。

実は彼らとシェリダンにはちょっとした裏があり、ジェラードは彼を追い掛けて行くうちに真実にブチ当たる・・・
という王道のサスペンス映画です。

正直、内容は逃亡者のトレースだったというのもあり、あまり評価が高くない本作ですが、それでも話は分かりやすく、飽きさせる場面が無いので、かなりオススメなのです。

ちなみにロバート・ダウニー・ジュニアは外交保安局のエージェントを演じますが、これがまた非常に胡散臭くてカッコイイのです!
こういう役もたまに、やって欲しいもんです。

逃亡者 (字幕版)

ロバート・ダウニー・ジュニアでもこれは観るな!ワースト作品

アイアンマン3

アイアンマン3 (字幕版)

アイアンマンシリーズで一番微妙な本作、予告編を見た時はすごく期待をしました。

かっこいい悪役のベン・キングスレー、家を襲撃されるアイアンマン。
果たして、どうなるのか!?
となるワクワクする予告編。

本編の出来はというと非常に残念ながら、本当の悪役はアイアンマンが大昔にイジメた事があるオタク、という体たらく。

この映画の過去場面で出てくるアイアンマンは本当に失礼で、極端な話をすれば「フィン・ファン・フームに食われろ!」となってきます。

一番何よりもがっかりしたのはベン・キングスレーのマンダリンです。

観てくれれば分かると思うし、観た人は分かると思うのですが、本当にすごく拍子抜けするオチで、これを見てからしばらくマーヴェルの映画など誰が観るものか!
と鼻息を荒くしてました。

まとめ

ロバート・ダウニー・ジュニア、僕は大好きなのですが、そろそろアイアンマンのイメージから、脱却をした方が良いのかもしれないなと思います。

彼ほど器用な役者なら、もっといろんな役が出来ると思うんですが・・・
先にあげた「追跡者」の胡散臭いエージェントとかは好きなので、ああいうシリアスなキャラをもっとやって欲しいですね。

もしくは、アイアンマンのイメージを逆手にとって、次回作の007でヒョウヒョウとした悪の大富豪を演じるのも良いかもしれません。

何はともあれ、彼にはやって欲しい役がいっぱいあるので、いろんな事に挑戦するというワガママを、もっと積極的に言っても良いと思うんです。

彼は、それだけの努力を重ねているのです。