(マリオさんのマイケル・ベイ監督記事もあります)

今現在、ハリウッドでは希少種となったアクション映画専門の映画監督。

かつて1980‐90年代のエンターテイメント業界を牛耳っていたハリウッドアクション映画監督の、最後の生き残りといっていいでしょう。

監督の紹介

1965年生まれの、まだ「53歳」であるマイケル・ベイ。

生い立ちは割と複雑で、養子として養父母のもとで育ちます。
したがって実の父母のもとで育っていない、という不遇の人生を歩みます。

芸術に才を見出した彼はプロモーションビデオの世界に飛び立ち、そこで数々の作品を撮った後、「バッドボーイズ」にてジェリー・ブラッカイマーという大プロデューサーと手を組み1990年代に一時代を築き上げます。

その後、ブラッカイマーは映画の世界からテレビの世界に姿を消しても、彼はその荒々しい才覚を映画業界に振るっています。

まさしく彼は、映画という世界を破壊し突き進みながらも何かを生み出すゴジラそのものなのです。

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代表作

代表作といえば良いのも悪いのも、あげればキリがないこの人。
直近で言えばトランスフォーマーシリーズが有名でしょう。

僕は子供のころからトランスフォーマーが大好きだったので、すごく楽しんでいますが、最近の作品はややしつこくなってきて、ウンザリしてきてはいます。

他にもテレビ洋画劇場世代の方なら4回は観たであろう「ザ・ロック」や「バッドボーイズ」などのようなハリウッドの超大作アクション映画を監督しており、これでニコラス・ケイジウィル・スミスをスターダムに押し上げました。

映画監督業だけではなく、ホラー映画のプロデュース面でも有名で「悪魔のいけにえ」をリメイクした「テキサス・チェーンソー」や、同名のホラー映画のリメイク作である「悪魔の棲む家」などが有名だったりします。

テキサス・チェーンソーは中々面白かったですが、「悪魔の棲む家」は幽霊たちはあまり怖くなく、何よりも狂って暴れる父親がライアン・レイノルズなので怖いというより笑えてきます。

幽霊たちよりも途中で出てくる少年を逆ナンパする、やらしいベビーシッターのほうが印象に残るという困った珍作でした。

彼の特徴は「ベイヘム」といわれる過剰なまでの破壊と残酷描写、そして独自のカメラアングルを得意としています。

こういった彼の手法は楽しい反面、批評家からの受けは良くないのですが、そんなのクソくらえとばかりに映画を量産していき、ほとんどの映画を大ヒットさせる男。

これだけは言えます。
マイケル・ベイはゴジラです。
怪獣なのです。

人間の常識は一切通じません。

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1位:トランスフォーマー

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超人気ロボットアニメ「トランスフォーマー」を映画化した本作。

宇宙から降ってきたロボット型生命体トランスフォーマー、彼らは平和を愛するオートボットもといサイバトロンと「圧政を通じての平和を」を崇めるディセプティコンもといデストロンと闘っていました。

(やはりトランスフォーマーといえば、この言い方が性に合ってるので使わせてください)

サムと呼ばれる少年はサイバトロン戦士バンブルビーと共に暮らしていき、デストロンの長である破壊大帝メガトロンと、サイバトロン総司令官オプティマスプライムもといコンボイ司令官との、血を分けた争いに巻き込まれるのであった、という王道のSF映画。

数々作品が作られているシリーズですが、全体的な出来はこれが一番高く、複数のキャラたちが最終決戦の土地にまとまっていき、官民が一体になり戦うという燃え展開がまだあったかなと思います。

正直これを見終わった後のワクワク感はたまりませんでした。

オプティマスもといコンボイ司令官の声はアニメシリーズと同じ玄田哲章さんであり、こういった所がたまらなく良かったです。

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2位:ペイン&ゲイン

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ロック様の記事の時でもあげていた、笑えて怖いサスペンス映画です。

大抵のサイコサスペンス映画は殺人鬼が暗かったり、心の闇を抱えていたりするのですが、そんなもん大抵の犯罪者には無かったりします。

どこまでも薄く虚栄心と安易な自己顕示欲に満ちた人間しか出て来ない映画ですが、現実の犯罪者なんてこんなものです。

こういった、どこかカラッとしたまでの人間不信さはマイケル・ベイでしか出せないのかもしれません。

もしも、これがデビット・フィンチャーで監督していたら普通の映画になっていたのではないでしょうか。

この映画は実話をモデルにしています。
こんなアホな連中に大量殺人は出来る訳がないと、たかをくくっているとすれば見通しが甘いでしょう。

世の中にはヒーローはいません、しかしと同時に大悪党もいないのです。
大抵は醜く卑近で弱く、頭が悪いからこそ、悪になるのです。

3位:ザ・ロック

ザ・ロック(字幕版)

ニコラス・ケイジショーン・コネリーの共演で話題になり日本でも大ヒットを重ねた、あのアクション映画がここでついにランクイン。

FBIの若手エージェントが、たった一人アルカトラズの脱獄に成功をした男と手を組み、アルカトラズ島を占拠したテロリスト集団を相手に奮戦するという映画です。

善玉も魅力的であれば、悪役のエド・ハリス演じるハメル准将もなかなか魅力的で悪には悪の正義があるといった感じです。

哀愁を感じる悲しい存在で、彼の主張にも一理があります。
分かりやすく言えば、国からの不当な扱いに憤っているだけで、そんなに悪い奴ではありません。

普段アメリカという国は軍部に対する不信感からか、大抵の場合陰謀を張り巡らせる悪役として描かれます。

イラク戦争以降、この傾向は強くなってしまいました。

しかし、あれだけ間違いだったと言われたイラク戦争ですが、今ではアメリカは世界最大の産油国の一つとしてランクインしています。

それは何故なのかといえば、やはり石油が本当の目的であり、それを確保したのでイラク戦争はもうどうでも良いのかもしれません。

この映画に出てくるハメル准将の憤りは、そんな所からも来ているのかもしれません。

なので政府関係者のみなさんは、軍人や警察のような公務員の人には手厚く保障してあげて下さい。

(こういったことは近いうちに日本でも起きそうな気がします。)

マイケル・ベイでもこれは観るな!ワースト作品」

トランスフォーマー/ロストエイジ

トランスフォーマー/ ロストエイジ (字幕版)

大人気シリーズ「トランスフォーマー」から一番微妙な映画をここでランクインさせます。

ナゼなんでしょうか、この映画は無駄に中国要素をゴリ推しにするのは良いんですが、あんだけ勿体ぶって出してきた恐竜戦士ダイノボットたちの扱いが悪過ぎませんかね?

原作アニメシリーズでは合体戦士以外では、その戦闘力で圧倒するほど強く、下手をすればコンボイ司令官よりも強いはずの彼らがコンボイ司令官のワンパンでKOされるって・・・。

あと前作を知っているからこそ「??」となる要素が多く、まるで突然作ったかのような唐突感が否めません。

トランスフォーマーやベイが好きだからこそ、もうこのシリーズはここで止めた方が良いと声を大にして言いたいです。

まとめ

やっぱり、みんなが大好きなマイケル・ベイ。
実はアクション映画以外でも活躍をしているのです。

しかし、そろそろロボット同士のアクションシーンはギレルモ・デル・トロあたりに任せておいて、地に足の着いた王道のアクション映画を撮って欲しいころです。

やはり彼には巨大なロボット同士のつかみ合いよりも、男たちが汗をかきながら銃を撃ち合い、死体がゴロゴロと出てくるという映画の方が合っているのではないかなと思っています。