先日紹介したマイケル・ベイは賛否両論ありますが、ある意味で歴史に残るのは間違いない人物です。

彼と同様に作る作品が賛否ばかりで良くも悪くも炎上してしまう監督は、もう一人おります。

彼の名前はザック・スナイダー。
僕は大好きな監督の一人だったりします。

監督の紹介

1966年生まれのイギリス育ちであるザック・スナイダー。

最初は絵画を専攻していましたが、後にカリフォルニアの名門の芸術学校で映画を学び、そこからCMディレクターやミュージックビデオの監督としてデビュー。

映画はビジュアルであるという自身の哲学に基づいており、映画の内容に様々な宗教を引用するやり方は、まるで欧米の金子修介といった方が良いかもしれません。

また日本アニメにも詳しく、自身が監督した「マンオブスティール」では「鉄腕バーディー」などを引用する当たり、かなりマニアックなところがあります。

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代表作

代表作といえば「マン・オブ・スティール」から始まるDCエクステンデッド・ユニバースですが、内容は賛否が多い映画が多いシリーズではあります。

「マン・オブ・スティール」はベストの部分で語りますが、このシリーズに該当する「ワンダーウーマン」も「スーサイド・スクワッド」もかなり微妙な出来が多く、心配になって来るばかりではあります。

しかし、ビジュアルという部分に関しては、ある意味マイケル・ベイ以上の迫力があるザック・スナイダー。

「バットマンvsスーパーマン」では冒頭で、その圧倒的な都市破壊シーンをみせつけ、そのカタストロフで見るもの全てに興奮と感動を与えます。(こういう映像を2014年のハリウッド版ゴジラでは見せて欲しかった)

こればかりは、この作品を4DXで観に行けなかった人はかなり損をしているかもしれません。

ちなみに彼は「バットマンvsスーパーマン」の続編にあたる「ジャスティスリーグ」の監督も務めていましたが、残念ながら途中で降板し、おまけにその出来もチグハグで面白くないという結果に終わっていました。

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ザック・スナイダーならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:ドーンオブザデッド

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超名作ホラー映画「ゾンビ」をリメイクした本作、オールドファン的なゾンビマニアからは不評を買いましたが、出来はこの映画が製作された2004年当時の他のホラー映画リメイク作と比較しても出来は圧倒的に違います。

シナリオは非常にシンプルで、死者が蘇り、生きる人間を食らい始めるという内容。

シンプルな内容ながらも終末感とそれにあらがう生存者たち、そして人間の狂気といったものが濃厚に入った本作。

主人公のアンナの平穏な日常が冒頭5分程度で一気に崩壊する展開の早さは、さすがにビックリしてしまいます。

ジョニー・キャッシュによる名曲「The man comes around」が流れる中、世界中にゾンビがあふれ、人類が死んでいく絶望的なOPは観ていて忘れられないものがあります。

また走るゾンビについても当時は批判も多く、新鮮でしたが後にゾンビ系ゲームの「ラストオブアス」や「ZombiU」に与えた影響は大きく、新たにゾンビブームを築き、現代に至らせたという意味では、もう一度評価されも良い本作。

ザックはヒーロー映画よりも、ホラー映画や怪獣映画の方が上手く行くかもしれないなぁと思っていたりします。

ちなみに、この映画がザック・スナイダーにとっての監督デビュー作だったりします。

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2位:マン・オブ・スティール

マン・オブ・スティール(字幕版)

永遠のヒーローであるスーパーマンを大胆にも現代風にリメイクをした本作。これもまたファンに賛否両論はありますが、個人的には結構好きな本作。

明るいヒーローではないから不評が来たという意見もありますが、スーパーマンというキャラクター自体が元々悲劇的な設定で、無邪気に明るいヒーローというのは、なかなか出来ないと思うのです。

話の内容はクリプトン人のカル・エルは、あまりにも強靭な肉体のせいで家族から、その力を隠して生きろといわれ不安定な生活を送っていました。

そこにやって来たのはクリプトンの軍人であるゾッド将軍たち。

彼は知らず知らずのうちに、おのれの宿命と地球の命運をかけた戦いに巻き込まれていきます。

悪役のゾッド将軍が悲しい存在として描かれるのも、かなり印象的だったりします。

何よりも見どころは、その圧倒的な格闘描写、派手さの数々はまるでドラゴンボールのようです。

3位:300

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「ダークナイトリターンズ」のフランク・ミラーによる同名アメコミを映画化した本作。

たった300人で数万人いるペルシア国に挑んだ「テルモピュライの戦い」をモチーフにしていますが、ほぼ史実を無視した内容で、徹底的にエンターテイメント化した事が、かなり成功しています。

敵のペルシア軍は醜く、怪物で集められた軍団なのに対してスパルタ人は美しく強く気高い存在に描かれていたこともあり当時、イラク戦争のプロパガンダといわれ叩かれていましたが、この映画に政治的意味合いはほぼありません。

一言でいえばビジュアル系の三国無双といった内容で、コーエーテクモ社にゲーム化してを欲しいのですが、そういった話もほぼありません。(そろそろ三国志と戦国時代はもういいでしょう。)

その後に続編が作られましたが、残念ながらザックの圧倒的ビジュアルと格闘描写には及んでいなかったのが残念でした。

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ザック・スナイダーでもこれは観るな!ワースト作品

エンジェルウォーズ

エンジェル ウォーズ (字幕版)

今のところ、ザック・スナイダー自身のたった一つのオリジナル脚本である本作。

残念ながら、その出来はかなりひいき目に見てもひどい本作。

ネタバレになるので言えませんが、オチを知った時にかなり拍子抜けてしまうと思います。

日本アニメを意識した格闘シーンも残念ながらセンスがなく、ザック自身のワーストといってもいい出来です。

まとめ

ザック・スナイダー、賛否はありますが彼の圧倒的ビジュアルと破壊的な映像、そして格闘描写の迫力などは、かなり好きだったりします。

個人的にはヒーロー映画ではなく怪獣映画の方が、その破壊映像やビジュアルはうまくいくと思うのですが、なぜか彼にはそういった声が掛からない現状に憂いております。

もっと言えば、彼の手でハリウッド版ゴジラを映画化して欲しいと思っていたりします。

「バットマンvsスーパーマン」も「ゴジラvsコング」でやれば違和感がないのですが、そんな彼も愛娘を失い傷心状態らしいです。

ぜひ、これを乗り越え、また圧倒的なビジュアルを映画の世界で見せてくれたら嬉しいなと思っていたりします。