1990年代から2000年代にかけてテレビで月に一回は必ず放送してた映画を作っていた監督たち。

その一人が今回紹介するローランド・エメリッヒさんです。

何かとアンチが多い人ですが、僕自身はあんまり嫌いではなかったりします。

監督の紹介

1955年生まれのドイツ人である彼、10代のころから彫刻を学び1977年に映画学校で製作を学びます。

やがて1983年に卒業制作で作った「スペースノア」がドイツで大ヒットし、それがきっかけで世界中で注目を浴びます。
この時に自身の映画制作会社を設立。

1990年に「MOON 44」という映画を作り、これがきっかけでハリウッド映画のデビューを果たします。

1992年に当時人気者だったジャン・クロード・ヴァンダム主演の「ユニバーサルソルジャー」が評価され、
1996年には「インデペンデンスデイ」を製作し高い人気を集めます。

しかし、栄光は長続きせず1998年に日本の怪獣映画をリメイクした「GODZILLA」を作り、興行成績は高い成績を残すものの、批評家からの受けは良くなく大失敗をしました。

ちなみに同性愛者であり、そういった側面から実在にあったゲイ解放運動をモデルにした「ストーンウォール」を作りましたが、あまり出来は良くありませんでした。

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代表作

代表作といえば、やはり「インデペンデンスデイ」になるでしょう。
世界中で高い人気を受けた本作。

日本でも10年ほど前は、何度かテレビ放送が良くされていました。(最近はされなくなりました)

エメリッヒ監督の特徴といえば派手な映像がありますが、この作品は一番映像的にド派手でしょう。

ちなみに続編の「インデペンデンスデイ リサージェンス」がありましたが、これについては

「忘れてください」

としか言いようがない出来でした。

選考からは外しましたが、メル・ギブソンの「パトリオット」なんかも好きでしたね。

ですが、この映画をイギリス人が観たら激怒間違いなしな悪役描写で、今となっては問題になりそうですが、そこらへんが許されていたのも、いい時代だったのでしょう。

他にも「ホワイトハウスダウン」という映画がありましたが、この作品では当時の世相を反映してか黒人大統領が出てきました。

しかし、同時期に制作された「エンド・オブ・ホワイトハウス」と比較すると、出来はあまり良くなかったと思います。

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ローランド・エメリッヒならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:インデペンデンスデイ

インデペンデンス・デイ (字幕版)

ウィル・スミス主演で世界中で大ヒットした本作がやはりベスト1にランクイン。

突如として世界を襲撃した謎の巨大UFOの群れ、それは世界征服への前触れでしかなかったのだ!
というスペクタクル大作。

これを観ると、やはり彼がゴジラに起用されたのは納得がいきます。

ド派手な破壊映像の数々や巨大感・終末感は、こういう映画を観たいというSFオタクたちの思いを反映してるかのような内容です。

ところでこの映画、アメリカ万歳映画と揶揄されますが実はアメリカでも賛否両論でした。

日本人の一部のオタクが、これを観てアメリカ人は
「本気で世界の救世主になりたがっている」
と勘違いして怒っていたのも今では良い思い出です。

そんな人は「シン・ゴジラ」を観ても「右翼的だ!」と怒っているんでしょう。

シン・ゴジラ

2位:スターゲイト

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カート・ラッセルとジェイムズ・スペイダー共演で描かれたSF超大作。

古代エジプトの遺跡から発掘された謎の石輪、長年米軍により補完されていたが、ついに謎が解明、それは何と異世界への扉だったという映画。

これに影響されたか、自衛隊が異世界で冒険(という名前の侵略行為)を行うアニメ「GATE」が出ましたが、出来はやはりこちらの方が上。

というか、今見るとカート・ラッセルがとても若く、今では「ブラックリスト」でいぶし銀な役をやってるジェームズ・スペイダーが初々しい役を演じてるのが時代を感じさせます。

その後、このスターゲイトは数々の続編をテレビシリーズで展開させていきます。

「スターゲイト SG-1」とか「スターゲイト:アトランティス」とかが有名ですね。

エメリッヒ、やはり着眼点は素晴らしいのです。

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3位:デイ・アフター・トゥモロー

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地球温暖化が行き過ぎた結果、地球が氷河期に襲われるという衝撃で世界中で大ヒットした本作。

あまりキャスティングは豪華ではありませんが、後にスターになるジェイク・ギレンホールや「オペラ座の怪人」のヒロイン役で有名になるエミー・ロッサムが出てきたり、初々しいキャスティングが目に付く本作。

高校の頃に観て、図書館の中でサバイバルをする主人公の息子たちを見て、何かワクワクする物を感じました。

ところで地球温暖化が行き過ぎた結果、氷河期になるのかという科学描写についてですが、恐らくそういった事はないと思うのでご安心ください。

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ローランド・エメリッヒでもこれは観るな!ワースト作品

GODZILLA

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日本の有名な怪獣映画「ゴジラ」を映画化した本作。

確かにダメ映画だと話題になっていますし、今観ても正直これをゴジラとは認めたくはありません。

まず弱いというのがダメです。

やはりゴジラというのなら、ミサイルに耐えないといけません。
そして街を破壊せず逃げ回ってばかりいるのもダメです。

なんでエメリッヒ監督なのに街を破壊しないのでしょうか?

シナリオについては中盤までは、おおむね1954年の初代ゴジラのまんまだったり、大多数の日本のゴジラ映画が人間パートが面白くないのに対して、この映画は割とそこらへんは楽しめる程度には努力していたりと、良い部分はあるのですが、それでも物足りない本作。

後に2014年にもう一度リメイクされましたが、こっちは非常に退屈で正直エメリッヒ版のがマシなような出来でした

さらにアニメシリーズ化される本作でしたが、このアニメシリーズも正直出来は、かなり微妙で相変わらずゴジラは弱く、敵怪獣のデザインも玩具が欲しくならないような微妙な怪獣ばかりだった記憶があります。

この映画の直後、日本も無理矢理ゴジラを復活させるために「ゴジラ2000」を作りましたが、その出来はお粗末なものでした。

考えればエメリッヒは、まだ仕事が出来る方なのです。

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まとめ

ローランド・エメリッヒ、最近はあまりヒット作に恵まれなかったり、出来が中途半端な映画が増えている現状がありますが、そんな事は些細なもの。

もう一度立ち上がり、もう一度心躍るような映画を作って欲しいものです。

かつて彼が関わった映画の数々に興奮し、夢を見た自分としては、このまま終わるのは、もったいないと思います。