今や、オタクたちの間でカリスマ的人気を誇る映画監督、彼の名前はギレルモ・デル・トロ。

メキシコから生まれた彼は映画界随一のアイコンとして、その名前を欲しいままにしています。

控えめに言っても、作る映画どれもが平均以上なので逆にダメな部分を探すのが難しいという、良い意味で困った人ではあります。

生い立ち

幼いころから日本のゴジラやユニバーサルのモンスター映画などで育った彼。

いつしかモンスターを題材にした映画を撮りたいと思うようになっていき、10代からその道を目指そうとします。

「エクソシスト」で特殊メイクアーティストのディック・スミスに直接手紙を送っているなど積極的だった彼、やがて映画学校で技術を学ぶと29歳のころから映画監督として本格的にデビューします。

1993年に映画デビュー作となった「クロノス」でその才能を開花させ、世界中にその名前を知らしめます。

その後、1997年に「ミミック」を製作、その後2001年にメキシコで「デビルズ・バックボーン」を製作するなど、アメリカとメキシコを行ったり来たりしながら映画製作をする日々を送る彼、まさに今のハリウッドにおけるリア充そのものです。

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代表作

彼も他の映画監督同様に代表作が複数あり、いろいろな映画がありますが、彼の知名度をあげた「ヘルボーイ」シリーズから語りましょう。

ナチスの実験で地獄からやってきた悪魔の子供が科学者に育てられ、人類の味方としてひそかに世界の闇と闘う同名アメコミが原作の本作、ちなみにデルトロは本作のファンで、原作者のマイク・ミニョーラとも仲良しだったりします。

ビジュアルは原作のまんまですが、ダンディで憎まれ口をたたく、どちらかと言えば「ダイハード」のマクレーンのような性格をした原作のヘルボーイに対して、子供っぽく感情的な映画の彼。

ここはあえて、ヘルボーイのキャラを感情移入させる為にそうしたのだと思われます。

ちなみに音声解説で映画が製作された2004年の段階で
「日本アニメは今後の世界のエンターテイメント産業を席巻するだろう」
と予言をしております。

こういう先見の良さが彼の特徴だったりします。

また、ベストから外させていただきましたが「パンズ・ラビリンス」も結構好きです。

ただ、オチがどうしようもなく後味が悪いので、好き嫌いが分かれるとは思います。

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ギレルモ・デルトロならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:パシフィックリム

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巨大怪獣 vs 巨大ロボットという、男子なら誰だって夢見るはずの映像をみごと実写化に成功した本作。

デルトロ自身のオタク愛が炸裂した結果、かなり面白いことになった作品となっております。

地球から突然やって来た異次元の怪獣軍団に対して、地球人は巨大ロボットをぶつけて挑むことにしたという、ロマンと男気の溢れるオタク映画。

この映画、実はデルトロ監督で映画化されるはずだった「ゴジラ」の代わりに企画された映画であったりします。

オタク監督であるデルトロらしい数々のオマージュ要素の心が震えます。

まず、月をバックにドラゴン型怪獣に引っ張られながら空中に浮かび上がるジプシーデンジャーは「ガメラ3 邪神覚醒」でみせたイリスが月夜に浮かび上がるシーンのオマージュで、イェーガーの設定そのものが「エヴァンゲリオン」だったりします。

そして、この映画の冒頭に出て来るナイフヘッドのモデルは「ガメラ対大悪獣ギロン」のギロンじゃないかと思っています。

あと、ちなみにネタバレになりますが、この映画の悪役は「ウルトラマンエース」のヤプールにそっくりなんです!

結構わかっちゃう自分のほうが怪獣よりも恐ろしいかも、ですが良いところだけではなく、ラスボスの怪獣もアッサリ気味で「ゴジラvsスペースゴジラ」のスペースゴジラ並みに
「こいつは、やばい!」
となる描写が欲しかったなと思います。

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2位:ミミック

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ギレルモ・デルトロの名前を個人的に意識してしまった本作。
虫が苦手な人は徹底的に無理だろうな、と思う本作。

未知のウィルスである「ストリックラー奇病」で子供が死に絶えていく未来社会。

病原菌を媒介するゴキブリを退治するため、白アリとカマキリを混ぜた天敵となる昆虫を生み出し、なんとゴキブリを絶滅させてしまい、なんとか人類は救われます。

ところが、その虫たちがやがて人間に牙を向けるように成長していき、ついに人類が襲われてしまうという本作。

自分は虫が本当にダメでどうしようもないのですが、本作に出てくる悪役「ユダの血統」たちは本気で生理的に「いかんでしょ」となってしまった本作。

映画自体はただグロいだけではなく、こういう映画が苦手な人もちゃんと安心して観れる映画になっています。

ただ、本気でグロく、子供も老人も容赦なく死ぬ情け容赦無用の映画になっています。

ちなみに、この映画そのものはハッピーエンドで終わるので安心してください。

3位:ブレイド2

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ウェズリー・スナイプス主演の人気シリーズ「ブレイド」の一番面白い本作。

ヴァンパイアハンターとして長年闘っていたブレイドの前に宿敵であるヴァンパイアの王が現れます。

彼は宿敵のブレイドと手を組み、吸血鬼すら凌駕し捕食する邪悪な超吸血鬼「リーパーズ」を打ち倒すべく提案をしてきました。

ブレイドは嫌々ながらも、この提案に乗り、ヴァンパイアの特殊部隊と共に邪悪なリーパーズと闘うことになっていきます。

そこで、ヴァンパイアの姫と親しくなっていくブレイド。

しかし、やがてリーパーズの首領であるノーマックには、実は意外な過去があったのでした。

と、気になるあなたは今すぐDVDを買うかレンタルしましょう。

ぶっちゃけ、映画がコミックを越えてしまった珍しい例だと思います。

映画としても面白く、純粋なエンターテイメント性でいえば本作がデルトロの作品で一番いいかもしれません。

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ギレルモ・デル・トロでもこれは観るな!ワースト作品

なし

実は色々と考えていたのですが、まじめな話をするとダメな映画が見当たりませんでした。

逆に言えば、今後本当にダメな映画を生み出してしまうかも知れないという恐怖があります。

まとめ

実は、つい先日「パシフィックリム」の続編である「パシフィック・リム:アップライジング」を観て来たのですが、残念ながらデルトロ自身が監督した前作を越えるほどの出来ではなかったというのが本音です。

ついにアカデミー賞を「シェイプオブウォーター」で獲得したデルトロですが、こんな結果になるなら、本人に「パシフィック・リム:アップライジング」の監督をして欲しかったです。

余談ですが彼には、あだ名があります。
見た目がトトロに似ているので「デルトトロ」と言われています。

「となりのデルトトロ」ですね!
決してデルピエロではないので、お間違えなく!

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