80年代、それはアクション映画の全盛期でした。

以前書いた記事のシュワちゃんにはライバルがいたのです。
それはたった一人のライバルでした。
その男の名前はシルベスター・スタローン。

どちらかといえば女性人気の高かったシュワちゃんに対してスタローンはやや暗く泥臭い印象があったのか男性人気の方が強かったと思います。

今回はそんなシルベスター・スタローンの映画別でランキングを行いたいと思います。

俳優の紹介

1946年生まれのなんと71歳であるシルベスター・スタローン。

その生い立ちは何とも壮絶でした。
出産時に医療ミスで顔の左側の神経に傷を負ったスタローンは言語障害と周囲からの差別に苦しみました。

やがて小学生のころに両親は離婚をしてしまい、それをきっかけにグレてしまいます。

なんと小学校から高校卒業に至るまで14の学校を追放され、母が経営するボクシングジムに通いながら、荒れた生活を行うようになりました。

しかし、そんなころに観た映画「ヘラクレス」の影響で体を鍛えなおし、大学にスポーツ入学した時に演劇の世界を志すようになります。

しかし、それでも苦労は絶えませんでした。
23歳のスタローンは生活に困り、なんとAVデビューするまで生活が追い込まれて行きました。

その後、ポルノ映画とボディーガードをしながら生活を耐えていましたが、1975年の28歳になった時、このままではいけないと悟りロッキーの脚本を書き、自分で映画会社に売り込み一気にスターになりました。

それ以降「ランボー」「ロッキー」は彼の二大頭になり80年代に量産されたアクション映画の黄金時代を築き上げました。

やがてシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーというライバルが出てくると、彼の幅広い演技力に90年代では、やや圧倒されていきます。

そして00年代に入り、もうスタローンは過去の人だと言われていた時でした。

2007年に発表された「ロッキー・ザ・ファイナル」が批評家から絶賛され、
翌2008年に公開された「ランボー最後の戦場」もまた同じく大絶賛され、完全復帰を果たします。

その後「エクスペンダブルズ」のシリーズで、かつてのアクション俳優たちのリーダーになると、
2015年に発表された新作「クリード」でロッキーの新しい境地をみせるとゴールデングローブ賞を受賞、
さらに2017年「ガーディアンズオブギャラクシー2」に出演しアメコミ映画にも進出することを決意。

もはや時代ジャンルなどを超えたスーパースター・アイコンとして君臨するようになりました。

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代表作

やはりランボーとロッキーでしょう。

アメリカンドリームを代弁するロッキーと、かたやアメリカの負を抱えたランボーという、陰と陽の存在とでも言いましょうか。

数多くのライバルをKOしていくロッキーの姿は日本の漫画アニメにも大きな影響を与え、世界中のボクサーたちに夢を与えました。

さらにそれだけではありません。

ベトナム戦争後の疲弊したアメリカ人にとって、勇気と希望をもう一度取り戻させる存在として、ロッキーは機能していました。

ですがロッキーシリーズの良い所は、やはり一部の作品を除けば基本的に強いライバルがいて、それを打ち倒すためにロッキーが立ち上がる。
そこまでが、まるで見せ場になるわけですね。

分かりやすく言えば、アメリカ版ウルトラマンや水戸黄門に近いのかなと。
さらに歳をとったら若いやつに才能を継がせる「クリード」なんかも出すと。
現場主義人間のまさしく王道ですね。

それにしても僕はランボーのほうが好きですが、それについてはベスト3で語らせて下さい。という訳でベスト3へ。

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スタローンならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:ランボー

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日本でも人気の高いランボーです。

ベトナム戦争から帰ってきた帰還兵が田舎町で保安官にイジメられて発狂し、とんでもない山に引きこもりサバイバル劇になってます。

この映画で出てくる悪役の保安官なのですが、わりとそんなに悪いやつではないんですね。
やってることも治安維持のまんまだし。
部下が乱暴すぎるだけで、保安官は自分の仕事をしてるだけなんですね。

閉鎖的な田舎者と言えばそれで終わりですが、田舎に住んでる人は、ああいうリアリティあるんじゃない?
的な悪役でした。

しかも続編を作られるたびに死神か破壊神かみたいな扱いになっていくランボーですが、割とそんなに人を殺していないんですね。
少なくともこの時点は。

犬を殺したのはかわいそうですが、死ぬか生きるかの状況だから仕方ないんですね。

とは言えランボーの切なさがクライマックスにみせる感情の爆発など様々な情念がこもった映画なので、ぜひ見て頂きたい一本ではあります。

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2位: コップランド

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刑事ばかりが住む独自の島で起きた、謎の殺人事件をスタローンが追いかける内に、とんでもない陰謀に巻き込まれて行くという、ハードボイルドアクションです。

この作品でスタローンが演じるキャラというのは、警官だらけの島で数少ない保安官をやっている男なんですね。

しかし、これがどうしようもないノロマでデブな、でくの坊として扱われてます。
まともな活躍もしたことがなく、警官仲間からも扱いのいい大人しいやつ、と言うかパシリみたいな感じで描かれてます。
これがまたへタレな感じが良く出ていいんですね。

段々、内務調査官や親友に、たきつけられ、正義に目覚めて行くのもカッコいい。

派手なアクションシーンはありませんが、見終わったあと熱いコーヒーが飲みたくなる、そんな渋い映画です。

3位: ランボー最後の戦場

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スタローンが自身で監督をしたランボーシリーズの現時点での最終作です。
やっぱりスタローンは監督しても面白いというのが良く分かる一品です。

しばらくアメリカを離れ、東南アジアで生きていた中年ランボー。

しかし、そこで活動するボランティアたちにガイドを頼まれ、買って出ることになり、しぶしぶ付いて行くのですが、海賊に絡まれたりするもののランボーは、やり過ごし一旦は彼らを送り届けます。

しかし彼が去った後にミャンマー軍がボランティアたちのいる村を襲撃、女子供も、まとめて虐殺され、見守り役の傭兵部隊も役立たずで逃げちゃいます。

ランボーはボランティアたちを救ってくれと言われ、久々に野獣の本能をよみがえらせる・・・
って、これを書いてる自分が燃えてきちゃった。
そんな内容です。

しかし、出てくるミャンマー軍が本当に悪く、しかも俳優じゃなくて現地人を使ってるので迫力抜群。

そこでランボーが君臨し、まるでゴジラかジェイソンかのように暴れまくり、虐殺しまくります。

やたらとグロいですが、テンションが高くなる大傑作の中の大傑作です。

スタローンでもこれは観るな!ワースト3

1位:スパイキッズ3-D:ゲームオーバー

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と、今まで散々スタローンを持ち上げていたのですが、大体2007年ぐらいまではコケる映画に頻繁に出演しており、この映画もその中の一つです。

ストーリーの内容は子供だけどスーパースパイの姉弟が子供たちの精神を支配してるネットゲーム「ゲームオーバー」の支配者に挑む的な内容です。
なんというか「ソードアートオンライン」みたいな話ですね。

この映画で悪役としてスタローンが出てくるのですが、やっぱりスタローンは悪役に向いてない。
あんまり怖くないんですね。

やっぱり、そこらへんを考えたらターミネーター1のシュワちゃんは本当に最高の悪役でした。

見どころは、ほとんど無いような映画で退屈極まりないのだけど、子供向けの映画だから何を言っても、しゃーねえなとなってくる映画だったりします。

ひとつだけ良い所があったとすれば、キッズたちに協力したネットゲームの勇者たちとリアルで再開するのですが、ゲームの世界ではめちゃくちゃ強そうだった人らも、実際はしょうもないオタクだった。
ってのはリアルで笑えました。

2位:ジャッジ・ドレッド

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有名なイギリスコミックの映画化です。

未来世界のアメリカでは警察・裁判官などを兼ねた「ジャッジ」という存在が治安を守っていました。

そんな中もっとも有名で恐れられるドレッドが、罪に問われ街を追放されてしまいます。

ドレッドはその背後に陰謀が絡んでると知り、自分をはめた連中への復讐をとげようとする。
という内容ですが、当然スタローンの映画なのでカッコいいジャッジドレッドのマスクを着けません。

日本で言えば仮面ライダーは自分の顔が隠れるから自分の顔を出したまま映画に出してくれ。
なんて言われたら「は?」となるでしょう。
これは正しくそういう映画です。

これはスタローンの悪いナルシズムの部分が炸裂した映画で、のちにリメイクされますが、そっちの方が面白いです。

なのでリメイク版「ドレッド」を借りましょう!

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3位:ドリヴン

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1位の時でも上げましたスタローンのスランプ期にあった映画です。

若きF1レーサーがスタローン扮する先輩に、しごかれて一流になって行くという内容なのですが、別にこれはスタローンじゃなくても良いような内容なのですね。

しかも、こういう映画って大体主人公に対するライバルとかとの愛憎ドラマがあるから盛り上がると思うのですが、その要素は無いし、若者に良い所を譲るのかな。
と思いきや良い所をかっさらうのはスタローンだったり、どっちつかずな映画でした。

やっぱりスタローンは自分の体を動かしてボロボロになってくれないと。
車を運転するだけならば、正直ほかの俳優でも良いと思うんですよ。

とにかく、この時期のスタローンは本当に映画に恵まれて無かったんでしょう。

まとめ

こうして見ると、意外とスタローンって色々な映画に出てますね。

最近もガーディアンオブギャラクシー2でも印象的なカッコいいキャラで出たりエクスペンダブルズもそこそこ面白いし、こう言っては何ですがリア充ですね。

もちろん、それに至るまで不遇の時期があった訳ですが、人間何が起きるか分からないものです。

ライバルだったシュワちゃんに、彼ほど映画選びをする才能があれば良いのにと正直思います。

スタローン本人については、もうこのまま死ぬまで突っ走ってほしいです。
言う事ありません。

若手の売り出しも結構行う器用な所もあるので、やはり彼が長生きしてるのは、そういう物の見方が良いというのが最大の理由でしょう。