世の中にはまだまだこれからというときに死んでしまう人がかなり多くおります。

今回紹介するロビン・ウィリアムズさんもその一人です。90‐00年代にかけては肉体派スターの番組がやった次の日はこの人の映画があったと思います。

そんな思い出のスターのベストとワーストを独断と偏見で決めさせていただきたいと思います。

俳優の紹介

1951年あの有名な自動車メーカー「フォード」の重役のもとに生まれて何不自由なく育った彼は成長していくと役者の道を目指していきます。

ジュリアード音楽院で3年学び卒業した彼はやがてスタンダップコメディの道へと向かっていきます。

しかし、そこでアルコールと麻薬を覚えて、その後も依存症の施設に行ってしまったりしまいますが、それでも彼のキャリアは順調で1980年「ポパイ」で映画界にデビューします。

批評家受けも良くなく失敗した本作でしたがロビン・ウィリアムズにそんなことは通じず「グッドモーニングベトナム」や「今を生きる」などでアカデミー賞にノミネートされ1998年「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でアカデミー助演男優賞を受賞し、名声を浴びていきます。

その後も20年以上にわたってコメディ映画業界の帝王として君臨し、笑える役だけでなくシリアスな役もできる存在として重宝されていました。

しかし、2014年63歳の年齢になった彼は突然自殺します。原因はうつ病でアルコール依存症の施設へ入居していたところを自殺してしまったと語られています。

明るい彼の心の中には誰も知らない孤独があったのかもしれません。

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代表作

代表作と一言でいっても、代表作が多すぎてこれ!といえないのがやはりロビン・ウィリアムズのすごいところ。

「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」が一番有名でしょう。清掃員として生きる青年のカウンセリングを行うことで心を開こうとする精神科医マグワイアを演じたロビンはこれでアカデミー賞にノミネートします。

その後も、なにかと話題に上がる本作はマット・デイモンベン・アフレックのような今の旬のスターを生み出していきました。しかし、やはりここは独断と偏見で決めるところ、ここからおすすめの映画を紹介していきたいと思います。

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ロビン・ウィリアムズならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:ストーカー

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20年間まじめに働くスーパーのカメラ店員のサイ。しかし彼は心の孤独を埋めるため常連客のヨーキン一家の写真をこっそり盗んで集めていました。

彼の中での理想の家族をあてはめ心の寂しさを埋めるサイ。いつしか彼はヨーキン一家の一員になりたいと思うようになっていきます。

しかし上司にバレて解雇されてしまい、おまけにヨーキン一家の夫のとんでもない浮気の秘密を知った彼は凶行を行っていくという非常に怖いサイコサスペンス。

彼が演じるのはカメラ屋のサイです。はたから見れば常連客には愛想のいい店員、しかし内面は狂気に満ちたサイコパスという役割を非常に巧みに演じていきます。

ヒューマンな役柄が多かった彼ですが本当にやりたかったのはこういう狂気的な役だったらしく(昔からバットマンのジョーカーを演じたがっていたらしいです)かなり気合の入ったサイコ演技です。

しかし、この映画のサイの悲しさはヨーキン一家の息子と妻には気に入られていて仲良く雑談する仲だというところ、彼が本当の心を明かしていればもしかしたら気のいいおじさんぐらいにはなれたはずなのに・・・というのが悲しいところ。

そして外から見れば理想の一家のヨーキン一家も仮面夫婦だったり、子供がはまっているのはエヴァンゲリオンだったり(これは別に悪くないけど、なんとなく)闇が深い一家です。

誰だって闇はある、そんな孤独で身近ある狂気と悲しさをはらんだ名作です。

2位: ジュマンジ

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呪われたボードゲームのジュマンジ、それは振ったマス目通りのことが現実で起きてしまう悪魔のようなボードゲームでした。

その呪いのせいで26年間もゲームの中で監禁されていたアラン。

そこへ幼い姉弟がやってきて、彼らのおかげで何とか脱出できたものの世界は激変しておりそしてボードゲームの魔法のせいで町中に野獣や怪獣があふれていきパニック状態になります。

おまけにしつこいハンターまでやってきて彼らを倒すためにはなんとかゲームをクリアするしかない。

実はこの映画、僕の子供のころのトラウマなんです。これが原因でしばらくすごろくとか遊べなかったです。

本当に想像したら今でも怖いです。ファミリー向け大作なんですが、なかなかホラーな映画で最後は何とかハッピーエンドになるけどジュマンジは時代を超えて存在してるっていうのがかなりのミソです。

今作でロビン・ウィリアムズは主人公のアランを演じますが、それまでの映画と違いなかなかタフで頼れるやつだったりします。

実はかなりゲーマーのロビン・ウィリアムズ、きっと本作も楽しんでいたんではないでしょうか。

3位:ミセス・ダウト

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貧乏な俳優のダニエル、子供は好きだが家事をしないダメ人間でそんな彼に愛想をつかした嫁は子供を連れて逃げてしまいます。それでも何とか会いたい彼は同性愛者で特殊メイクマンの従弟を通じて女装をして子供に会おうとするというお話。

今だとLGBTへの差別云々で問題になりそうな作品ですが、おおらかな時代だったのか。なかなか不謹慎で面白いコメディ映画です。

これでロビン・ウィリアムズはかなりヒットメイカーになりましたね。

なかなかひねりの利いた映画でこういう映画の場合、再婚相手の夫が悪役として出てきますが、これの場合はだらしなくズボラでおまけに平気で女をナンパしようとするダニエルと対照的に、血のつながってない子供でもかわいがる上、仕事もできる才色兼備な超イケメンとしてでてきます。

それにしても主人公がいくらなんでもクズすぎて笑いが止まりません。しかし、そんな彼を待ってるのもある意味では天罰ともいえるほろ苦いハッピーエンドです。

たとえどんなに努力をしても別れた女房と元のさやに戻るのは難しいことですといういい映画かもしれません。そんな本作も続編があるはずだったのですが、ロビン・ウィリアムズの急死で打ち切りになりました。

でも、それでいいと思います。やはりロビン・ウィリアムズ以上のミセスダウトはいないでしょう。

ロビン・ウィリアムズでもこれは観るな!ワースト3

1位:インソムニア

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都会の刑事がアラスカに派遣され連続殺人鬼を追いかけ、白い霧の中でへまをこいて部下を殺してしまい、不眠症に悩まされておまけに殺人鬼にそのことについて脅されてしまう。

一見面白そうなサスペンス映画なんですが、妙に単調で眠たくなります。
薄暗い中でアル・パチーノがグダグダいってるだけで、お前はほんまにアル・パチーノかよ!と言いたくなります。

まぁ、簡単に言ってしまえば不眠症がテーマなのに眠くなるというアンバランスな内容です。

この映画でロビン・ウィリアムズは少女を殺した殺人鬼を演じますが、その理由もまたしょぼい。
同じ不眠症を題材にした映画でも「マシニスト」の方が、はるかに面白いです。

今でこそ名匠の名前を高らかに上げているクリストファー・ノーラン監督でも、こんなにしょうもない映画を撮っているのですね。(ちなみに僕はダークナイト三部作は、そんなに好きじゃあないです)

このころロビン・ウィリアムズは悪役イメージを出したかったのかもしれないですが、もっと出る作品を選ぶべきだったでしょう。

2位:フック

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40歳のやりて弁護士のピーター、その正体はピーターパンでした。

大人になってネバーランドのことを忘れてたピーターでしたがフック船長に子供を誘拐され彼らを取り戻すためにネバーランドに向かいます。

という内容なんですがなんというのかイマイチです。この映画で彼はピーター・パンを演じますが、なんと言うのか、あまりふざけたことをしない役柄なのであまり面白くはないです。

自然ぐらいしか娯楽のなさそうなネバーランドと比較して、フック船長の住んでる場所は居酒屋あり風俗ありで、楽しいのは間違いなく後者なんじゃないかなというのも、なんというのか困ったもんです。

よく「ピーターパン症候群」なんていいますけど、この映画観た後だと「そんなに楽しいですかね子供になるの?」って正直思っちゃいますよね。

監督もスティーヴン・スピルバーグですが、よくこの映画の存在は話題にすら上がらないことが多いです。まあ、みんな忘れてるってことですね。

3位:ポパイ

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あの超有名なアニメ「ポパイ」の実写映画版です。

水兵上がりのポパイは悪人ブルータスの支配する街でオリーブという女性と愛し合い彼女を守るために戦いに身を興じるという内容なんですが、特殊メイクがなんというのかグロテスクすぎてもはやみていられません。

ギャグについても非常に、もっさりしていてどこが面白いのか分かりません。

しかも監督はロバート・アルトマンというエンタメ映画とはほぼあっていない文芸派監督です。だからなのか非常に散漫な映画になっており、なんというのか物悲しい気分になります。

まとめ

ロビン・ウィリアムズ。考えてみればベストもワーストもあまり感動系の映画がないですね。

というのも何というのかこの人本当はヒューマン系の映画はあまり出たくなかったんじゃないでしょうか。

お笑いについても毒のある笑いだと生きるけど毒がなくなると、あまり生きてこない感じがします。彼の個性はやはり毒がある笑いが本当に抜群にうまかったんじゃないかと思います。

個人的にはもっと長生きしてもらいたかったですね。そして、いろんな映画に出てほしかったです。