今最も悪い意味で話題になっている俳優がいます。その名前はケビン・スペイシー。

かつては性格俳優の名前をほしいままにしていました。善人も悪人も思いのままにできる彼はかなり評判がよく、様々な役柄に挑戦していました。

今回の事件も好きな俳優だっただけに正直かなり悲しいです。とはいえ、記事に挙げると誓った以上そんな彼のベストとワーストについて触れなくてはいけません。

俳優の紹介

1959年、アメリカに生まれたケビン・スペイシーは58歳。

三兄弟の末っ子として育ちました。一時は軍人学校に通いましたが喧嘩の末に喧嘩相手に向かってタイヤを投げ込んで退学になりました。(すごいですねこのエピソード)

その後、ロサンゼルスの高校に入りそこからニューヨークに渡りジュリアード学院に通うものの2年で引退。その後は演劇の世界を渡り歩きます。

そして、1995年「セブン」に出た際にその衝撃性のあまり一気に世界中のヒット作に出演。名声をほしいままにします。そのまま数々の映画に出演した後2015年に、英国の名誉ナイトとしての称号を獲得しました。

さらに活動はテレビの世界にかわり自身が製作総指揮を務める「ハウス・オブ・カード」が全米で人気になりさらに名声を勝ち取りそうだった2017年、ある衝撃的なカミングアウトがおきます。

それはアンソニー・ラップという舞台俳優によるものでした。1986年アンソニーさんが14歳のころにケビン・スペイシーにレイプされたという告発でした。これに対して本人は「酔っていて覚えていない」と発言。

おまけに「私はLGBT(同性愛者など性的マイノリティ)である。」とタイミングが悪いままカミングアウト。タイミングが悪すぎる。(しかもこれを書いてるときにさらに別の男性からも被害にあったというニュースがありました)

一気に彼に対する風当たりは強く、もしかしたら芸能界から追放になるかもしれません。

それでも彼が演じた数々の名作の数々は、やはり印象深いものであることに間違いはありません。

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代表作

近年ではドラマ「ハウス・オブ・カード」で野心家の政治家を怪演しているスペイシーさん。政治の裏舞台で策謀を練りながら自身を裏切ったかつての仲間を追い詰めていく、その姿は悪のヒーローそのものです。

また、俳優だけでなく監督もこなすマルチプレイヤーであった彼は歌手ボビー・ダーリンさんの半生を映画化した作品である「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」や警察に包囲された銀行強盗がとんでもない事件に巻き込まれるサスペンス映画「アルビノ・アリゲーター」などでも監督として、その才能をみせています。

しかし、やはり一番の傑作は間違いなく「ユージュアル・サスペクツ」と「セブン」であるとしか言いようがないでしょう。

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ケビン・スペイシーならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:セブン

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ブラッド・ピットモーガン・フリーマン共演で話題になった本作。

七つの大罪に、ちなんだ連続殺人事件がおきます。それを追いかける若手刑事を演じるブラッド・ピットとベテラン刑事を演じるモーガン・フリーマンのコンビ。

犯人は、なかなか見つからず捜査は難航。やきもきする日々が続き、一週間になっていきます。だんだんと疲弊する刑事たち。そして・・・犯人の真の目的は。と、ここまでしか書けません。

ネタバレになるので言えませんがケビン・スペイシーはこの映画でかなり印象的な役柄を演じます。そして彼の気持ちはなんとなく普通に生きている人ならわかるかもしれません。

誰だって生きていればムカつくことはある。そういう意味で言えば誰だって罪人なのかもしれない。そんな憤りと憎悪を感じる悪魔の名作です。

2位: ユージュアル・サスペクツ

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カリフォルニア州のある港で爆発事故が起きます。

その背後に犯罪王「カイザー・ソゼ」が絡んでいるとみた警察は関係者であった詐欺で捕まっているヴァーバル・キントから尋問を開始。やがて、そこから衝撃的な真実が明かされるという内容です。

この映画で彼はかなり弱々しい男を演じます。しかし、そんな彼にも信じられないような秘密があります。

この映画もネタバレありきになってしまいますが、ケビン・スペイシー以外にも、わきを構える俳優陣がかなり渋いメンツばかりです。

シュワちゃんの映画では魔王サタンを演じるガブリエル・バーンはやや人間臭いヤクザ者、粗暴だけど人情味あるチンピラのスティーブ・ボールドウィン、そしてどうみても日系人じゃないのに、コバヤシという名前のピート・ポスルスウェイト。(ここは突っ込みどころです)

この映画でブライアン・シンガーはヒットメイカーになりますが・・・なぜX-MENをやっているのか、なぜ選ばれたのかは、カイザー・ソゼの存在よりも謎です。

3位:交渉人

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シカゴ警察に所属している交渉人サミュエル・L・ジャクソン扮するダニーは年金が着服されていることに気が付き、これに気が付いた同僚も消されてしまいます。

さらにその着服の罪を着せられてしまい、これの事実の究明のために取り調べを受けていた警察署を占拠する。そこへやってくるのは別の警察署に所属するケビン・スペイシー扮する交渉人の男だった!

交渉人同士の心理戦が垣間見える、かなり大人向けのサスペンス映画です。しかし、この映画が罪深いのは、この後何作も日本のドラマにパクられてます。

米倉涼子やユースケ・サンタマリアの作品まで出ました。ユースケ・サンタマリアの方は酷いパクリ方で、この映画にあるサミュエル・L・ジャクソンが電話をかける→交渉人が電話を受け取る→途中でガチャ切りする。という名シーンまでパクってますからね。

あ、話題がそれちゃった。話題を戻すとこの映画は、かなり大人向けの映画です。

最近のハリウッド映画では、こういう大人向けの映画を予算をかけて作らないような状況になってますが、言葉と言葉の掛け合いと心理戦のやりとりや駆け引きがおもしろい一作です。

サミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーの二大演技巧者の一騎打ちが見られる傑作映画です。

ケビン・スペイシーでもこれは観るな!ワースト映画

スーパーマン・リターンズ

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スーパーマンが地球を去ってから5年。帰ってきたスーパーマンの前に待っていたのは、実はできていた子供と宿敵のレックス・ルーサーだった!という映画です。

この映画ファンも多いんですが、自分ははっきりいって否定派です。

まずこの映画が公開された2006年同時期にバットマンビギンズがありました。そのあとの作品展開はともかく、間違いなくあの映画は新しいバットマンを作り出すことができました。なので、ここで求められてたのは新しいスーパーマンだったはず。

しかし、それを全部無視して監督のブライアン・シンガーが作ったのはリチャード・ドナー版の続編でした。これを見たとき今更それをやるのか・・・という茫然がありました。

オールドファンには、うれしいんでしょうけど当時はかなり失望しました。やはり現代的なアレンジをしたスーパーマンを見たかったのに、なんで今更それをやるのかなとかなり思いました。

この映画で彼はレックス・ルーサーを演じますが、ジーン・ハックマンのただの焼き直しになってます。彼がやるんだからコミカルな悪役ではなく、原作通りのシリアスでインテリな悪のビジネスマンとしてのルーサーを期待してただけにガッカリでした。(新作でも、ただのオタクでしたね。本当にDCの映画にはガッカリです)

オールドファン向けの映画ではなく、新しいファンに向けた映画を作ってほしいと思っていました。

しかも、この映画のスーパーマンはよくよく考えれば、ただのヤリ逃げ野郎なので最低ですね。ヒーローなんだから自分の恋人の面倒ぐらい自分でみなさい。

まとめ

今、問題になってるケビン・スペイシー。

出てる映画で僕が好きじゃないのは一作だけです。彼の人間性はともかく、演技力は抜群なんです。さらに映画を見る目も間違いなくありました。

そして彼の映画や功績を無かった事にしようとするハリウッドは、もうちょっと考えてほしいです。彼の出てる映画はみな面白いのです。

彼には才能は間違いなくあった。これは事実です。なので、どうか彼の出ている映画や彼の功績を無かった事にはしないでほしい。ただ、それだけです。