世の中には善人も悪人もいます。
映画の世界でも、もちろん善人もいれば悪人もいます。
ですが悪役に特化した俳優は世の中にいます。

今回ご紹介する俳優はそんな悪役界の大物の中の大物、はたまた悪の華ともいえる男をご紹介します。

その名前はジャック・ニコルソン、実は彼は一番好きな俳優の一人であったりします。

最近はご無沙汰気味でもっと活躍してほしいんですがね。
本当は。

もうご高齢で無理なのはわかってるんですが・・・。

俳優の紹介

1937年うまれの現在80歳のジャック・ニコルソン。

イタリア系の興行師とアイルランド系のショーガールの間に生まれたジャック。

実はかなり複雑な環境で生まれ育ち、16歳の未成年で妊娠してしまった母親。実は私生児であり、父親はすでに他の家庭をもっておりました。

そんな母親はほぼ彼の育児をほったらかし、実の父親には会った事もなく祖父母によって育られてきました。

そんな祖父母すらもジャックに「自分たちが両親である」と教え育ててきたらしく、彼が俳優としてデビューし存在を確立するまで、その事実を教えられることはなかったという話です。(本当にひどい・・・)

その後、俳優学校に通う反面、アルバイトとしてアニメーターをしていたら、その才覚を見出した上司から「正式に雇用するぞ」と言われました。

しかし、俳優としてのキャリアを優先、その後1950年代のB級映画業界を牛耳っていたロジャー・コーマンの映画スタジオで育っていくことになります。

そして1969年、当時同じコーマンに育てられたデニス・ホッパーやピーター・フォンダら若者同士で作られた「イージーライダー」に出演し、アカデミー助演男優賞にノミネートされ、一気にスターダムをかけ上がっていきました。

代表作

何を代表作にあげれば良いか迷ってしまうほど多いのが彼の作品です。
それほど彼には代表作が多いです。

まずはスティーブン・キングの「シャイニング」で狂ってしまう作家の主人公を演じますが、これは映画ともども永遠に語られるマスターピースです。

実はベスト3にも入っているのでまず、ここでは彼の出世作となった「イージー・ライダー」をご紹介しましょう。

イージーライダーという映画は麻薬密輸で大金を得た二人のバイカー(暴走族ではない)がニューオーリンズに向けてバイクの旅をする中で様々な人と出会い、またアメリカの厳しい現実に出会う・・
という内容です。

ここでジャック・ニコルソンはバイカー二人組が遭遇する弁護士という役柄で登場します。

奇抜な言動と頭の回転の速さで二人組を助けてくれるという役柄ですが、そんな彼もアメリカの現実問題という存在には勝てませんでした。

また1974年のハードボイルド映画「チャイナタウン」では主人公となる私立探偵を演じており、これを彼のベストに挙げる人も少なくはありません。

さらに翌年に「カッコーの巣の上で」ではアカデミー賞を受賞するほどの名声を獲得しました。
ですが、これらの名作はあえて今回はベストから省かせていただきました。

では、これからベストとワーストに移ろうと思います。

イージー★ライダー (字幕版) チャイナタウン [Blu-ray] カッコーの巣の上で (字幕版)

ジャック・ニコルソンならこれを観ろ!おすすめ映画ベスト3!

1位:シャイニング

シャイニング (字幕版)

スティーブン・キング原作&スタンリー・キューブリック監督で知られるホラー映画の名作映画です。

アマチュア小説家のジャックは冬の間だけ閉めているホテルの管理人の仕事を受け妻子と共にホテルで生活をします。

しかし、そのホテルには悪霊たちが巣食っており、ジャックは次第に彼らの影響を受け凶暴になり、ついには妻子を殺そうと暴走していくというホラー映画です。

しかしこの映画、悪霊よりも恐ろしいのはキングと監督によるゴタゴタとした、もめごとだったりします。

そもそも原作のシャイニングは悪霊の怖さやジャックの狂気よりも、超能力を持った息子がほぼ主役でトラウマを抱えた父親と息子、そして彼らの間に立つ母親の愛のドラマだったりします。

しかし、キューブリックはそう言ったものを排除して悪霊と彼らに狂わされる男の狂気に内容を絞りました。

キャスティング面でも悪人顔で、いかにも不審者かヤクザ丸出し(誉め言葉です)のジャック・ニコルソンではなくジョン・ヴォイトを提案していました。

これを却下され怒り狂ったキングは、この映画を認めないと、かたくなに主張しました。

その後テレビ用の映画を製作しますが、これの出来がかなり微妙であったと記憶しています。

さて、今作は狂っていく父親をジャック・ニコルソンが演じますが、もう早い段階から妻子をすて幽霊たちの世界に惹かれて取りつかれております。
というか幽霊は実はあんまり怖くなくて彼と妻の顔のほうが怖かったりします。

それどころか幽霊が実在してるのかどうかすらあいまいな描かれ方をしてるのが魅力です。

さて、ネタバレになりますが彼の迎えた末路はある意味ハッピーエンドに近いのではないでしょうか。

ホラー映画が嫌いな人でも見る事をお勧めできる貴重な一作となってるのでお勧めです。

2位: マーズ・アタック

マーズ・アタック! [Blu-ray]

地球に、いきなり火星人が侵略を開始。アメリカ政府は火星人と戦いになっていくというティム・バートン監督の傑作SF映画です。

この映画でジャック・ニコルソンが演じるのはなんと二役。
あほな大富豪と世間体を気にする情けない大統領です。

いつものハイテンションな演技で大富豪を演じる反面、弱腰で臆病な大統領を演じる、その器用さにはいつもながら頭が上がりません。

しかも、火星人侵略物とはいえ火星人がまるで漫画のキャラのようなコミカルな描かれ方をしており、まるで地球侵略も一種の遊びのようにとらえてるのがなんともいえないブラックさがあります。

さらにこの映画、ジャック・ニコルソン演じる二名は、かなりアホな退場の仕方をします。

やたらとカッコ良かったり悪かったり大物だったりする役を演じるジャックですが、この映画のアホさヘタレさも、またなんともいえない魅力があったりします。

というか何気にバートンの映画によく出てるジャックですが、彼のことが気に入っていたのでしょうか・・・。

3位:バットマン

バットマン (字幕版)

ティム・バートン監督のよる同名アメコミの映画化作品であります。

犯罪都市ゴッサムシティを舞台にバットマンと彼によって傷をつけられてしまいピエロのような姿になったマフィアのジョーカーとの地獄の戦いを描いた傑作アクション映画です。

ごく最近はヒース・レジャーのジョーカーばかりが称賛されがちですが、このジョーカーもたまらなくかっこいいです。

まずアジトの工場を襲撃されても、それはデコイで本当の目的は街でパレードを行いながらの虐殺だったり、バットマンとの最終決戦では自身はあえて戦闘に参加せず誘拐したヒロインとダンスを踊りながら、いかつい黒人の巨漢に戦いをさせるなど悪の大ボスとしての余裕と威厳と貫禄があります。

また目的も、つかみどころがないのも中々不気味だったり、ヒース・レジャーのジョーカーと違い、やたらと世俗的だったりするのも変にリアリティがあっていいです。

さらに自分のことを姿が変わっても愛する恋人を平気で科学実験のモルモットにしてたり(それで自殺してもほぼ平気)、それまで彼の命令に忠実に従ってた右腕をあっさり殺したり、ちゃんと外道なところもいいです。

とにかく人の命を捨てることに躊躇がなく常にふざけている冷酷非情な悪の道化師、文句なしで自分の映画に出てくる悪役のナンバーワンです。

そんなジョーカーにもバットマンとは切っても切れない仲があるのも魅力的。

さらにこの映画、面白いのがキャスティングはバットマン役のマイケル・キートンよりジャック・ニコルソンのが先頭なんですね。
たまげた。

こんな悪党が居るのか?
と思う方もいますが意外と居そうなのがまた怖いですね。

ジャック・ニコルソンでもこれは観るな!ワースト作品

恋愛適齢期

恋愛適齢期(字幕版)

60歳になるプレイボーイのハリーは、30歳未満の美女としか付き合った事が無いとんでもない男。

彼は54歳女流小説家エリカの娘マリンと付き合っていましたが、そんなある日彼はマリン主催のパーティーで心臓発作を起こします。

そこにキアヌ・リーブス演じる医者がやってきてしまい、当分エリカの別荘でハリーは過ごすことになります。

当然そのあとエリカとハリーは恋愛関係になりますが・・・
いったい誰が60歳の爺さんと婆さんの恋愛を見たいというのでしょうか。

誰だって見たいとすれば10代・20代の若い男女の恋愛だと思うんです。
まぁ、爺さん婆さんの恋愛も、それはそれで微笑ましいのですが・・・。

この映画、たちの悪いのが爺さん婆さんの恋愛にキアヌ・リーブス演じる30代イケメン医者が絡んでくるのです。
そう、なんとキアヌ演じる若い医者はエリカに惚れていたのです。

冷静に考えればわかるのですが、キアヌほどのイケメンだったら普通に他に女性がいると思うんです。

爺さん婆さんの微笑ましい恋愛に若い男を絡めるのが、なんというか女性の妄想が丸出しで見ていて気持ち悪いです。

監督も女性らしいですが、こういうのが好きなんでしょうかね。

まとめ

最近ほぼご無沙汰なジャック・ニコルソン。

ほぼハリウッド映画の生きる伝説ともいえる存在でしたが最近は、ほぼ出てこなくなってしまいました。

やはり80歳という、ご高齢もあって映画出演は難しいのでしょうか。

また元気なお姿をいつかどこかで見たいと思っているのですが、それすらも叶わないのでしょうか。

と思ったらなんとドイツ映画のリメイクで俳優復帰することが明かにされているらしいです。

ほぼで無くなったキラースマイルとジャックの高笑いをもう一度見たいので、ぜひ復帰してほしいですね。