ダスティン・ホフマンは、ロサンゼルス出身のアメリカ人俳優です。

ニューヨーク・アクターズ・スタジオで演技を学び、オフブロードウェイでの活躍が、映画監督マイク・ニコルズの目に止まり「卒業」に抜擢。

その演技が瞬く間に観客の心をつかみ、次の映画出演2作目にしてアカデミー主演男優賞にもノミネートされました。

その後、卓越した演技で数多くの作品に出演し、ハリウッドの職人的俳優として数々の賞を受賞する名優となりました。

ダスティン・ホフマンの魅力

ダスティン・ホフマンは、パット見!
特にハンサムでもないし、めちゃ普通のおじさんに見えます。

しかし、ホフマンってどの映画見ても違和感なく素でやっていて演じているようには見えない・・
「演じているように見えない」それが、凄い俳優の証かもしれませんネ!

デビュー当時は、今までの映画スターなら誰でもやりたがら無かったような役に果敢にチャレンジし続けたのも、「性格俳優」ならではの実力を感じます。

小男のタイプだが、背の低ささえも武器にして等身大の現代人を演じ、それが誰からも親しまれる要因を備えています。

ダスティン・ホフマンは、ハリウッドスターがハンサムというルールを壊し「性格俳優」がムービースターでも良い。
という一例のスターです!

私的にランキング!「ダスティン・ホフマン」出演のおすすめ作品

【第3位】切ないラストシーン!「真夜中のカウボーイ」

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アメリカン・ニューシネマの代表作の1つ。

ダスティンは、偏屈で狡猾な売春のあっせん男を演じます。


出典:http://finestable.exblog.jp/

 

観どころ

自分の肉体と甘いマスクを武器にジゴロになるためにテキサスからニューヨークにやってきた男と、ペテン師として底辺で生きるダスティン演じる男・ラッツオの友情物語。

虚飾の大都会ニューヨークのゴミ溜めの中から、必死に抜け出そうとする二人の奇妙な友情が切なく描かれている。

ダスティンは、爪の先まで真っ黒でくたびれたドブネズミのような、ホームレスになりきって良い演技をしている!

ラストは、冬のニューヨークから夢である憧れのマイアミへ、二人バスに乗る。
病気に冒されたラッツオを、なんとか連れていってあげようとする相棒。

ラッツオはやがてバスの中でおだやかに天国へ旅だった。
バスの窓にマイアミの夕景が移り込むラストシーン。

エンディングの、この20分に二人の青春が凝縮されている・・・

【第2位】バイオレンスの逆襲!「わらの犬」

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被害者が、加害者に対して過激な暴力で立ち向かうバイオレンスの逆襲映画。

ダスティンは、気弱な数学者が暴力の渦に巻き込まれる役を演じます。


出典:http://home.j08.itscom.net/

 

観どころ

監督は、暴力を描かせたら右に出るものがいないサム・ペキンパー

気弱な数学者が村のゴロツキどもに妻が襲われ、その報復に凄まじい狂気の世界に巻き込まれていく過程が生々しい!。

数学者という理性的な職業に就く平和主義者の怒りと、いざ爆発した時の破壊力は底知れぬものがあり、追い詰められた普通の人間が非情な殺戮者へと変貌する。

そして全てが終わった時、ダスティン演じる男はかすかに微笑む・・
それは安堵か、それとも暴力に目覚めた達成感か・・。

ダスティンは気弱な普通の男が追い詰められ、逆襲する非情な殺戮者を生々しくも自然に演じきります。

「窮鼠、猫を噛む!!」

集団で、弱い者イジメはやめましょうネ!

【第1位】不朽の名作「卒業」

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テーマ曲となったサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」が印象的な1967年公開のアメリカ映画。

ダスティンは、青年期特有のモヤモヤした心理と若さゆえの身勝手な行動をする大学卒業後の青年を演じ、この一作で一躍スターダムに駆け上がりました。


出典:https://www.cinematoday.jp

 

観どころ

大学を卒業した、ボンボンが馴染みの家の人妻と関係を重ねる。

そして、その人妻の娘に惚れたボンボンは娘のストーカーと化す・・
そして有名なラストへ!

花嫁を強奪する、あまりに有名なラスト!
ある意味とんでもない話だが、なぜか記憶に残ってしまう名作です。

ダスティンは、青年期特有の男の苦悩と葛藤を繊細に自然体で演じています。

サイモン&ガーファンクルの挿入歌「サウンド・オブ・サイレンス」はアメリカビルボード誌で1966年1月にランキング第1位を獲得しました。

この「卒業」は映画のシーンとバックに流れる曲が、正に一体となっています。

気を付けろ!「ダスティン・ホフマン」のオススメでない作品

うま過ぎる演技!「レインマン」

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仕事がうまくいかず、遺産の取り分をどうにか増やそうと兄を施設から連れ出した弟が、兄の特殊な能力である記憶力や数学的才能に気付き、ひと儲けしようとラスベガスへ向かうロードムービー。

ダスティンは、サヴァン症候群という病気を持っているが抜群の記憶力を持つ男を演じ、本作で二度目のアカデミー主演男優賞を受賞しました。

この映画、真の兄弟愛を描き素敵でした!

しかし、「演じているように見えない」のが「売り」のダスティンが本当に演じているのが、逆に計算ずくでミエミエ感あり!

うま過ぎる演技も、ダスティンの魅力です。

日本の歌で「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」と言う曲があります。

ダスティン・ホフマンになれなかったよ

歌詞は・・昔の恋人が、もう結婚して二人も子供がいるなんて・・
あの日、僕は教会で君を遠くから眺めているだけだった。

花嫁を奪って逃げる「卒業」を覚えているかい。
僕は「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」・・と。